ミャオー ミャオーとミーちゃんはタンスの上の押し入れにいた。なき声が妙だと思った。中を見ると子猫たちがいない。
彼らは部屋の片隅で身を竦めていた。障子や襖も置いている隅だ。しかし5匹だけ~。どうしたのだろう。
押し入れの奥を見ると、一匹横たわっていた。身体が固まっている。最初に生まれた子猫だと思った。どうして?旅行鞄と壁の間に挟まっていたようで、窒息したのだろうか。
ミーちゃんは動かなくなった子猫の事を知っていて、ミャオウとないていたのかもしれない。取り敢えず子猫たちが身を竦めている場所を雑巾で拭いて、彼らが生まれた時に段ボールに敷いていた水色の洗っていた布を敷き、さらにバスタオルを側に敷いた。
何とか柔らかい棲みかは準備した。ミーちゃんには動かなくなった子猫を見せた。その顔を舌で撫でたミーちゃんだった。
その子猫への愛情は感じられた。5匹の子猫たちの新しい住み処の準備をする間に、動かなくなった子猫の所へやって来た。
敷布が置かれてミーちゃんもそこに横たわって授乳を始めた。子猫たちは我先にと乳首を求める。眼は開いてきているがおぼつかない。この6畳の部屋で歩き回るのは2週間後だろうか。
にしてもこの部屋のごちゃごちゃ空間を片付けるのにかなり時間がかかりそうだ。
唖然とするが~、やらざるを得ない。
続く。庭の幸せの木の近くに埋めた。線香も炊いてあげた。写真など詳細は後程