（沖縄タイムス２月２４日・２０１５年）
山城さんが日夜辺野古のキャンプシュワーブのゲート前で先頭に立って闘っている姿が多くの人々に勇気を与えているのは事実だろう。それゆえに尚、米軍の状況認識のなさ、とそれに勝る沖縄住民の意志の強さが報道にも、アクションにもなったと言えるのだろう。闘争はヒーローを生み出す。瀬長亀次郎の米軍権力にめげない不屈さは、民衆の心に染み込んでいった。そして今、山城博治の名前は、新たな沖縄の反戦平和運動のヒーローとして衆目を浴びている。ここからさらに一歩前進の辺野古断念に向けた闘いが問われているのだろうか？選挙による意思表示が踏み潰される現実の前で、たゆまない日夜の反対行動（デモンストレーション）と連帯の輪が広がっている。現地で行動に参加できないゆえに、せめてこのブログでささやかでも辺野古反対、沖縄の自決権実現を訴えたい。
