≪芸能が盛んな沖縄ですね!≫
先日琉球歌劇保存会会長の吉田妙子さんから拝聴したことですが、戦時中、豪の中に隠れていた沖縄の民衆は、琉球歌劇の歌にのせて過酷な環境に耐えたのだと話していました。例えば、「なげーさうがまん、思里めー、うんじょう、無事やてぃー砲弾ぬ中」のように歌で会話をしながら地獄を乗り越えてきたのだというのです。
戦後の廃墟の中から、クリスマスの芸能大会からではなく、戦前から歌三線踊りが好きな民衆は、戦時中も歌劇の中の民謡を口ずさんできたのだということが分かりますね。
民謡の節にのせて会話をしていたのです。もちろんそれは日本兵がいないところで可能だったのでしょうか。沖縄語=芝居語として銃殺される可能性がありました。歌≪民謡≫・リズムによっって耐えてきた民衆の力をもっと取材したいですね。