志情(しなさき)の海へ

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久しぶりのジュリ馬行列(旧二十日正月)は、辻新思会の心粋と寂しさ、そして観衆の熱さがあった!

2012-02-11 23:24:16 | グローカルな文化現象
10人ほどのジュリ馬行列、例のユイユイユイである。その中で浅香さんがいっしょに踊っていた。春駒とジュリ馬である。しかしその伝播は必ずしも春駒でも京太郎でもないのかもしれない。同様な踊りは中国にもあるし、そしてーー。馬のシンボリズムは世界にあるという事に思いは膨らんでいる。

新しさは「吉屋チルー」の創作舞踊が、始めてお披露目されたことである。路上で美しい那覇料亭の踊リ子が踊った。そして上江洲氏作詞の民謡に踊りの振りがついた事である。ジュリの生い立ちの物語が詞になり唄になり踊りになった。創作舞踊の試みはとてもいいと言える。振り付けが嘉数好子さんのようだ。沖縄芝居役者の嘉数さんの人生の春は威勢がよく、上江洲さんの気力のなさそうな雰囲気と対象的に見えた。2年ぶりのジュリ馬だった。

那覇市市義がお二人も見えていた。屋良さんと前泊さんだ!那覇市は動くのだろうね。文化をどう捉えるか、那覇市はもっと腰を据えて構える必要があるのだろう。いわゆる革新系と言われる方々の文化的感性の鈍さに驚くね。

平準化された文化意識だと感じさせる。御嶽を中心に据える文化とはなんだろうか?歴史物語がそこに溢れている。そこを街の活性化にどう生かしていくか、問われている。

カフェ―沖縄式のカレー&コーヒー店で、今回、始めて出会った素敵な女性たちとお話が弾んだ後、駐車場へ向かった。若い青年数人が案内所の前で元気いい声をあげていた。セクシュアリティーの解放空間ということだろうか?快/不快、現在のリアル/シュールな二律背反する世界の紛れもない「虚構空間/源初的生々しさ」が生きる街でもある。信仰がまた俗と背中合わせの空間でもある!

レイ子さんから得た物語の中に秘められたもの、そこに満ちているもの、彼女とのことばのやり取りにときめきが起こっている。そこに未知の可能性がまたありえると感じていた。語る中に明日への決意表明がまたあったという単純な事柄がある。

 (辻の信仰の神々)

(かつてのウミナイビたちのお墓)

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