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月の光が優しいと思えた。庭に出て月に
デジカメを向けて~。
ベランダからは街の明かりも月と共に目に入ってくる。
(つぶやき)
オンライン授業の午前中、あまりに蒸し暑くて、エアコンをつけた。隣の部屋への通路はアーチ式の入り口になっていて、その場所に以前は衝立の障子を置いていたが、あらためてそれを取り出したりした。蒸し暑さと共に初夏はくれていく。エアコンは冷え性の身体にとてもいいものではないのであまり好まないが~。徐々に部屋を片付けていかなければ~、足の踏み場もなくなって~。それも気力が必要。オンライン授業の課題が溜まって、学生たちへの返却が遅れがち~。それも気力。
(つぶやき)
思いがけない本が出てくるのはいい。エアコンの下の書棚から見つけた一冊の本が気になって手にした。粟国島出身の方の母親への思いの深い書籍だった。風車祝(カジマヤーユウエー)を迎えた阿母(アンマー)への思いと共に粟国島についてまとめた『御孵化果報(ウシリガフー)』(2004年、仲里正雄著)。
何冊もの日記を残して逝った母が思い出された。妹は熱心に父母のライフストーリーをまとめている。ほとんど初稿は終えて、さらに中身を洗練する段階だろうか。彼女の思いの深さが2冊の書籍として残されていくことになるのだろう。以前母から頼まれていて、取り掛かったものの、中等半端にやり残していた作業を、この間、彼女は熱心にやっている。その姿は尊い。家族や親族のことを言葉に記すのも、多様な表現がありえる。以前父の生涯について取り掛かっていた時、何冊かの自伝、ライフストリーの書籍を手にしてみたが、単に子孫のために残す書物にしても、自らの物語を残すことは、~例えばアイルランドでは自伝が盛んだと記事で読んだことがあるが、その国の幸福度も高いとの言及もあった~、ゆえに、それはいいことに違いない。
学生たちに「あなたが主人公のあなたの物語を書いて残すのもいいね」と、何げなく話すのだが、それは存在する時間が有限ゆえに、自らの人生を捉え返し、未来につないでいく貴重な行為、表象(表現)なんだという単純な思いだが~。
いくらこうへい先生から登録銘菓『おかき巻』が届いた。先生から我が家(故人となった詩人)にいただいた慈しみの深さに応答するには、沖縄名産マンゴを生涯お送りするようなことをはるかに凌駕する何かでなければならないと思いつつ、ご無沙汰状態~。コロナウィルス・パンデミック(騒動)に伴う大学のオンライン授業に右往左往しつつ、時が流れていた。今、香典返しにと増刷した詩集はとうに手元にあって、まだどなたにも送れないままの状況を破らなければならないと、肝に命じるばかり~。取り掛からねばならないことは多々あって、それも気力が必要~。
(はじめていただきました。おいしい銘菓です!)