志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

興味深い英語で書かれた論文が並ぶ。60本以上の論文の題名や概要を読むと、この世界の不思議と豊かさに圧倒される!

2020-05-17 23:59:15 | Academia

実際は全体の概要をまだ目を通しているわけではなく、その途上だが~。例えば What Money Can’t Buy: The Moral Limits of Marketsの著者の新しい論文など~。

対面授業ではなく、オンラインゆえに、逆に丁寧に論文にコミットせざるを得ない状態で、時間が通り過ぎていく。一端オンラインの授業が始まったら、オンラインで充実させる機能との格闘があり、学生たちのレスポンス(課題)にどう向き合うか、何倍も時間が取られているのが実情である。

オンラインで授業しているので、他の課題はさほど時間をかけなくていいことはありえず、逆な現象が続く。やれやれ!双方向性の授業は、多様に互いにコミットできる機能がどんどん加味されていて、それについて行くのも頭の回転が要求されている。

しかし興味深い論文に目が覚める所は確かにある。多様な分野の論文ゆえに、文系や理系を超えたinterdisciplinary paradigmが提示されている。学際的であることはいいことに違いない。しかし、どれだけこれらの論文の中身にコミットできるか、学生達のコミットメントを見極めるのが、ますこちらの任務だと思っている。

一つの論文を読むということは先行論文を認識し、専門的な概念をほどいていく必要がある。昨今はGOOGLEさんの翻訳機能が日々良くなっていて、さっと日本語でも大まかな中身を入手することはできる。しかし、それでも重要な概念や先行研究との関連では、なかなか論文の中身に十分コミットできない、つまり理解できない学生たちが出てくのは毎回の事実でもある。

ことばの壁があるに違いない。英語で書かれた論文の中身を、完璧ではない翻訳で理解することは、落とし穴がありそうだ。原文としっかり向き合うことは、常に要求されている。

簡単に見えて簡単ではない領域がある。

”Morality represents the way we would like the world to work and economics represents how it actually does work. はそうなのだろうと、はっとする。Economics simply doesn't traffic in moralityであってほしいものだ。昨今は全てが商品化されているようで、水も空気もこの地球総体が、ということは、ありとあらゆる有機物、無機物がプロフィット(利潤、お金)のターゲットのようで、見えないようで見える情報、個々人の日常の諸相も、身体の全ても、マーケットになっている。個々のDNA情報も~?すでに?。内蔵も売買され、感情も、命も死もマーケットになるこの世界!

Political Philosophyと経済の関係~。Moral &ethics が医療を含めあらゆる化学技術分野で問われている。

もちろん、政治・経済・社会・文化を含め、全ての分野で~。生きるとは生命体としての個として、人類としての類として、地球生命体の一部として~、生かされている。不思議に包まれているこの世界が一つの型にはまってしまうことはないのだと考えたいが~。無常の時間の流れの中にいる。無常、常がない世界、永遠に動いていく世界~。

 


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