志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

お勧め ⇒ 目取真 俊 短編集『魂魄の道』(こんぱくのみち)

2023-07-12 23:41:04 | 書評
最近ローカルの新聞を読まなくなって、身近なニュースにも疎くなっている。いわば、メディア不信の鎖国状態で気が付かなかった。収録された全作品を読んでいない。ぜひ読まなければ~。言葉とアクションにぶれがない、沖縄の島魂のような小説家の峻厳さに心打たれる。魂魄の道 単行本 – 2023/2/3目取真 俊 (著)単行本¥1,980ヤマトゥでの出稼ぎ先で、主人公は偶然、沖縄戦のさなかにス . . . 本文を読む

兼島拓也作「ライカムで待っとく」が読売演劇賞の優秀作品賞を受賞していたことに気が付きませんでした。良かったですね。

2023-07-12 23:09:26 | 沖縄演劇
兼島拓也作「ライカムで待っとく」が読売演劇賞の優秀作品賞を受賞していたことに気が付きませんでした。最優秀作品賞だったら目立ったかもしれないですね。しかし、良かったです。次への一歩です。岸田戯曲賞も候補になったけれど逸しました。しかし可能性は拓かれています。1976年に初演の知念正真さんの『人類館』が78年に岸田賞を受賞して以来、それに続く受賞はまだありません。あれから半世紀近くなりました。その後の . . . 本文を読む

お勧め本です!⇒『うちなーぐち しくみと解説』 一般向けの優れた文法書

2023-07-12 22:40:49 | 言語
 琉球諸語(沖縄諸語)は独立言語なのか、それとも方言なのか?宮良信詳氏は八重山出身だが、きれいな首里言葉で流暢にお話します。方言派(波照間、狩俣など)と言語派に分かれるアカデミックな研究者の中で、沖縄語の独自性を追求してこられた研究者です。お勧めの一冊です。芸能・文化『うちなーぐち しくみと解説』 一般向けの優れた文法書2019年12月8日 13:23『うちなーぐち しくみと解説』 一般 . . . 本文を読む

備忘録 ⇒ なぜ書くか、何を書くか 沖縄文学は何を表現してきたか

2023-07-12 22:31:21 | 書評
この特集を見ると、沖縄文学の中に戯曲(演劇作品)が含まれていないのが、片手落ちに見えます。シェイクスピアの戯曲は文学には入らないのだろうか?大城立裕は小説を書き、エッセイを書きそして沖縄芝居脚本を書き、晩年は詩劇(新作組踊)を20編以上書き上げました。詩劇作品の全部が上演されているわけではないのですが、作品は読めます。 この特集を組んだ方々のセンスの古さを、鈍さを感じます。演劇作品はけっこう秀逸な . . . 本文を読む

読んだ本 ⇒『作品集 ファインダーの中の戦場』 戦争に翻弄される人々描く

2023-07-12 22:07:46 | 書評
このブログでもすでに紹介した謝名元さんの脚本集である。ラジオシナリオが面白く引きこまれた。戯曲とも異なるラジオなどのシナリオの面白さを感じた。演劇台本とラジオドラマにした台本の違いにハットさせられた。それぞれに独創的な味わいがあることに驚いた。 芸能・文化<書評>『作品集 ファインダーの中の戦場』 戦争に翻弄される人々描く2023年3月5日 15:00<書評>『作品集 ファインダーの中の . . . 本文を読む

読みたい本 ⇒ 『首里城の舞台と踊衣裳』

2023-07-12 22:01:28 | 書評
茂木仁史さんと古波蔵ひろみさんの博士論文を軸にした書籍である。意外と安い。手ごろに手に入る値段はうれしい。専門書は高いが舞台公演のお値段で入手できる。 <書評>『首里城の舞台と踊衣裳』 琉球芸能 多角的視点で考察 尚家文書の公開などにより、近世琉球から近代にかけての歴史学における研究成果が多く蓄積されている。琉球芸能研究でも、冠船芸能を上演における準備過程や組踊に関する...琉球新報デジタル&nb . . . 本文を読む

読みたい本 ⇒ 『沖縄戦場の記憶と「慰安所」』 軍隊による構造的性暴力

2023-07-12 21:48:22 | 書評
戦時中の沖縄県内の慰安所については、沖縄の女性たちによって掘り起こされ、県内の市町村史の中にもしっかり記録されている。その詳細は深められるべきで、慰安所に連行された女性たちについても、沖縄内で秘匿されている部分まで切開されたらいいと考えているが、微妙なグレーソーンがあるようだ。それが、第三者の視点から、ぐさりと切り込める視点から真実が明らかにされる可能性がある。 この書籍はそのような、沖縄の女性史 . . . 本文を読む

台風でゴーヤーは不作。実が小さい。でも勢いのあるゴーヤーも〜。

2023-07-11 13:07:00 | 日々の記録・備忘録
苗の成長は、水や土地の関係もありそうだが、せっかく作ったゴーヤー棚が台風で一部ダメになって、去年のように7月に大きなゴーヤーの実が二階のベランダにまでぶら下がる状態にない。小粒で、すぐ黄色くなるような実もあり、驚いている。そういえば、去年は知人宅にもゴーヤーをもっていってあげた。一人で食べるにもったいないほど実が取れたのだった。今年はおすそ分けできるほどの実がついていない。一部のゴーヤーは青々とし . . . 本文を読む

クマゼミが庭の黒木で鳴き始めた。気がつくと蝉の抜け殻が増えている!

2023-07-11 04:25:00 | 日々の記録・備忘録
去年は蝉の鳴き声が遅かった。異常事態に思えた。今年は梅雨明けと共に一斉に鳴き始めた。 庭で鳴き始めたのは最近の事で、気がつくと蝉の抜け殻が彼方此方に見られる。椿の樹木に割と抜け殻が多いようだ。こんな所にも〜! 夕方には羽化が見られると期待できるが、意外と簡単に見られない。去年は久しぶりに羽化を目撃できた。羽化の未遂には心が痛んだ。 毎夏の光景がやってくる。しかし、同じに見えて同じではない事が分かる . . . 本文を読む

那覇市テンブスホール裏の公園のゴールデンシャワー!

2023-07-09 07:14:00 | 日々の記録・備忘録
昨日、知人の紹介で朗読の公演に参加した。樋口一葉の「十三夜」など。落語とも異なる興趣。小説を全て覚えての独演会ではなく、脚色されている。テンブスホールはほぼ満杯。女性観客が90% 久しくテンブスホールに来た事がなかった。薄くなったテンブスマイルで兼島拓也の新しい作品「Folklore」の現代劇リーディング公演がある事が分かった。若者たちの演劇公演は闊達のようだ。狂騒のコロナ禍という、異風な世相の中 . . . 本文を読む