ちょっと古い写真ですが、先日1月15日の雪景色の夜明けの写真です。
こんな風景を見ると、受験生だったころを思い出してしまいます。
朝、受験勉強すると朝方人間になって、受験時に頭の回転が良くなるから夜勉より朝勉が良いとか言う話を母がどこからか聞いてきて、あまり薦めるので受験直前の今頃の時期に朝勉をしていました。
そんな年に限って大雪が降って、1週間くらい周りの田畑が雪景色のままで、毎日その雪景色の上では夜空がコバルトブルーに染まって、東の空の色がどんどん変化して行く様を見ながら勉強していた事を思い出します。
すがすがしいと言うか神秘的というか、神の存在さえ感じそうなこの光景は脳裏から離れません。
今でこそ見慣れてしまい、そんな感覚を抱くこともあまり無くなってしまいましたが、それでも時折その感覚を思い出すことがあります。
私の育った家は東側が開けていて、小さい頃は母といっよに東側の雨戸を開けるのが日課になっていました。 遠くの山から太陽が昇ってくる正しくその瞬間を日常的に見ていて、その太陽の大きい事にいつも驚いていました。
目を細めてその光景を見ていると母が「目を悪くするから見たらダメだよ」と言われながら見ずにいられず見てました。 遠くの山の稜線には杉の木が生えていて、オレンジ色の太陽の中ににシルエットになって見えていたのを良く覚えています。 その後目をつぶると緑色の太陽が暫く見えていて、不思議に思っていました。
今考えたら失明すらする可能性があり、恐ろしい事だと思いますがとりあえず、問題なく生活できています。
子供のころから、自分が家を建てる時も東側が開けて日の出が見れる場所が良いなぁって思い続けて来ましたが、現在の場所は東側200m付近に杉の木が生えていて、ここに越して来て20年になりますが、さすがに杉も順調に成長をし、我が家の日の出は当時より確実に遅くなっています。
でも、今回2階建ての家になったので、寝室のある2階は越してきた当時と同じくらいの日の出感覚だと思います。
もうすぐ春になりますが、この冬の朝の感覚を存分に感じたいと思います。