2日目は、一か所しか行く予定を組んでいなかった。
朝から天気が良い!もしかして、今日は富士山が見られるのでは?
期待が高まり、もう一度十国峠に行って見る事にした。
一応、富士市の友達に電話をして富士山の見え具合を確認したが、良く見えているらしい。
昨日と同じバスで、十国峠へ・・・・
エー!! 曇ってる。
でも、昨日よりは裾野が良く見えていたが、半分より上は雲の中。
しかたないので、駿河湾の方でも撮っておくか。
ケーブルカーを降り、5分後に来る路線バスに乗った・・・・・ 後ろ髪を引かれるように後ろを見た・・・・ 白い雪を被った富士山全体が見えた。
あり得ない。数分前まで曇っていたのに! いつの間に!
スペシャルハプニング! カメラを向ける暇も無くバスはあっと云う間に峠を下り、見えなくなった。
ほんの30秒の雄大な富士山の姿は目に焼き付いた。
妻も、一瞬でも見られて良かった! と云ってくれた。
どんな事も、諦めてはいけませんね。 私たちの熱意に富士山は応えてくれた。
熱海市内に戻るまでに、行く予定にしてあったバラ園へのバスの乗り換えの確認をしていた。
熱海駅まで戻らずに市内の途中のバス停で乗り換えれば少ない待ち時間でその方向のバスに乗れる事を確認した。
市役所前で降り、清水町バス停まで1分程歩いてバスの乗り換え。
バス会社が違うので、乗り換え時間なんて考えてないからこの最適な乗り換えを見つけ出せた事は富士山の贈り物かも知れない。
まともに駅まで戻っていたら、40分の待ち合わせを食らうところだった。
10分後にそのバスが来た。
こちらは東海バス。 オレンジ色が目印。
「アカオハーブ&ローズガーデン」停留所で下車。
いきなり目の前の断崖絶壁に海が見えた。
反対側も遠くまで見えて気持ちがいい
道路を渡って山側にいくと、入口看板。
こんな崖の様な山のどこにバラ園が有るの?
入場券を買って案内を聴くと、バスに乗って上に行き、歩ってバラ園の中を降りてくるらしい。
早速、園内を走るバスに乗り込んだ。
降りて最初の所には日本庭園。凄い形の手入れが行き届いたマツがあった。
そこから段々畑の様に、バラ園が続いている。
バラって、こんなに良い香りがする物だと初めて知った。
家のバラは殆ど匂わない。
途中、こんな木のトンネルなんかもある。
おとぎの世界にでも行けそうな気がした。
しっかりした、バラらしいバラも沢山咲いている。
こんな庭が家にあったら素敵だろうね。ターシャの庭のようだ。
最後の段はハーブ園になっている
朝食をたらふく食べたけど、やっとここでお腹が減って来た。
予定どおり、ここで昼食。
海を見ながら食事が出来る。
昨日の昼食は海鮮丼が食べられなくてパスタだったから、2日連続で昼食はパスタになってしまった。
まっ、好きだから良いでしょう。
熱海駅に向かうバスが来た。
結構混んでいたが、座れた。
いよいよ旅も終わりに近づいた。 でも、まだ旅は終わっていない。
次回はこの連載も最終回・・・・