このところ夜間晴れてはいるのですが、水蒸気量が多くて星が良く見えませんでした。
でも、昨夜は久々の透明度の良さ。
この先、晴れても月が大きくなっていくので、オリオン座が東空に昇りつつある姿を捕らえるのには今がチャンス。
星座を写真に収めるのを星野写真と云いますが、星座だけを写したところで何百枚撮ろうと何時もと変わりない写真しか撮れません。
ところが地上風景を少しでも入れる事で雰囲気が大きく変わるものです。
私はこの地に越して来る際に、重要視したのは夜空が暗い事。
30年以上経った今でも東方面の夜空は暗くて綺麗な星空が私の魂を綺麗にしてくれています。
山林から昇ったばかりのオリオン座です。
三ツ星が直立していますね。
小学校の教科書に良く出る東の空に有る時のオリオン座の状況を示す写真ですね。
さて、ここで問題です。
西の空にオリオン座が行った時には三ツ星は地平線に対してどのような角度になってますか?
まっ、ご自分で想像した上で調べてみてください。
こう云った疑問を持つことが大切なんです。
引いて眺めてみると・・・
先日紹介しましたおうし座にいる木星が輝いています。
上にはプレアデス星団(スバル)が輝いています。
左上には五角形の並びのぎょしゃ座が横たわっていて、一等星のカペラが光っています。
実はその辺りからオリオン座の左側に掛けて冬の天の川が写っています。
冬の天の川は夏の天の川と違って太陽系が属する「天の川銀河」の外側を見るのでその光は薄いですが天の川は間違えなく途切れなく夜空を一周して流れているのです。
星空観察会でもそれを説明すると驚く方が多いです。
宇宙に関する知識は一般的には特殊な知識なのでしょうか?
知らない事が多ければ多いほど「知る楽しみ」が大きいですね。