今シーズンは白菜は一度も買わずに畑の収穫だけで済んでいます。
でも、結球した白菜はもうありません。
植えた時期が遅かった物は結球せずに青々と葉を広げています。
右の白菜は最後の結球した白菜ですが、かなりミニサイズです。
左のが結球せずに広がった白菜。

広がってしまうと何が悪いのか?
「白菜」っていうくらいだから白い部分があって、結球した中は陽が当たらないので黄色っぽい葉で甘くて美味しい訳です。
でも、広がってしまうとその黄色っぽい柔らかな葉っぱは無く、全部緑色の葉っぱだけになります。
ま、言ってみればそんだけの違いしかありません。
味噌汁やら豚汁やらラーメンやら野菜炒めに入れて食べる分には全く支障なし。
返って青葉が味があっておいしいです。
栄養価値も青い方があるんじゃなかろうか?
今シーズンは白菜漬けも10回くらい作っていますが、この結球していない白菜で白菜漬け作っても、とってもおいしいですよ。
ただ、漬かりが弱い状態で食べるとちょっと青臭さがありますが、ちゃんと漬かった白菜は全くそんな事も無く美味しく頂いています。
今年は塩を白菜の重量の3%で作っています。
それと、昨年12月に親戚の方に頂いた白菜漬けにニンニクが入っていておいしかったので、それからはニンニクも少し入れるようにしています。
ただ、多分にんにくの殺菌作用による物と思っていますが、あまりにんにくを入れ過ぎると乳酸菌の活動が弱まるみたいで、漬かりが遅くなります。
もしかすると途中で入れると良いのかも知れませんが、面倒なので最初に入れてしまいます。

今回は二つの白菜の重量が800gでした。

根元だけに塩を刷り込んで樽に入れて行きます。

一段入れたらニンニク、トウガラシ、昆布をばら撒いてまたその上に白菜を敷き詰めて同様に残りの具材をばらまきます。

ビニール内の空気をしっかり抜きながら押し込みます。
ビニールの必要性は昨年気が付きました。
重しからはみ出て空気に触れている部分は、葉が黒くなったりして見た目が悪くなります。
ビニールで密閉状態にしておくとそんな事も無く全体的に均一な味に仕上がります。

押し蓋をして自分の全体重を掛けて押します。

その上で市販の重しを乗せます。

更に、砂利を袋に入れた重しを更に乗せて重量を増します。

床暖房で樽が温まらない様に昨年作った硬い発泡スチロールを更に強化した特製断熱材の上で3日ほど置いて食べ始めます。
これは前回作った物ですが、見た目も結球した白菜漬けと遜色ないでしょ。

やっぱ、日本人はこれですよ。

今シーズンはあと3回くらい白菜漬けが作れそうです。