nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

最強のチェーン洗浄術ー2

2017-08-08 15:26:48 | サイクリング

5月23日のブログで書いた超音波洗浄機によるチェーン洗浄ですが、水溶性のディグリーザーで洗浄していました。

しかし、それから何度か使用して居た時、洗浄機に掛けたまま取り出して洗って乾燥させ、CRC556を掛けるの忘れて寝てしまったら、翌日チェーンからうっすら赤さびが出ていました。

これはまずいと考え、やっぱり油には「油」ですかね。

灯油を扱う場合にはやっぱり引火性の物なので取り扱いには注意したいし、石油系の製品は灯油などで劣化するのでそこも考えなければ・・・。

そこで考えたのが、丈夫なビンの容器に入れて灯油漬けにする事。

早速ホームセンターで丈夫な蓋付ビンを買って来た。

できるだけ底の面積が広い物を探した。

下の写真がそのビンでもう1ヶ月以上4回くらい使っているので灯油はかなり汚れて来ているが、チェーンの汚れはとても良く落ちてピカピカになる。

もう少し、手順を書いてみる。

 

チェーンは2本使っている。

ロードバイク走って来たら、前回使ったチェーンを灯油漬けしておいた物をビンごと超音波洗浄機に入れる。

超音波洗浄機には、水を満たす。

これで、スイッチON!

最初、ビンに入ったままだと超音波が中のチェーンや灯油に伝わらないと思っていたが、全くそのような事は無く超音波の振動でチェーンから空気の気泡が沢山出て来て、同時に黒い汚れがボワーっとチェーン内部からも出て来る。

5分で自動で停止したら、チェーンを引き上げてタオルの上に乗せて拭くが、殆どタオルに汚れは付かない。

走って来て汚れたチェーンを外して、ついでにスプロケット回りも綺麗にして洗浄したチェーンを取り付ける。

写真にも写っていますが、これを実現するには「ミッシングリンク」と特殊工具が必須です。

走って来て汚れたチェーンは入れ替えでビンンの中に沈めて灯油漬けにしておく。

このサイクルで回して行けば常にピカピカのチェーンで走る事が出来る。

●メリット

 ・灯油をディグリーザーとして使用して超音波洗浄機と組み合わせる事により、水溶性のディグリーザーと違ってディグリーザーを落とすために水洗いをする必要も無く、乾かす工程も不要で錆びる事もない。

 ・灯油漬けにより、ネバッちい油汚れも溶けて、洗浄効果が高くなる。

 ・チェーンをビンに入れるので、場所を取ったり周囲を汚す事が無い。

 ・汚れたチェーンをビンに入れてしまえば、そのままの状態で超音波洗浄機にも掛けられ、持ち運び簡単で手間いらず。

●注意点

 ・水溶性のディグリーザーと違ってやはり引火性の灯油を扱うので超音波洗浄機に掛ける時も目を離さずに監視しておく必要があると思う。

 ・石油系製品(プラスチック)も以前使っていたが、蓋のネジ溝が溶けたりして密閉が悪くなったりするので、厚めのビン+金属蓋の容器が良いと思う。

 ・夏場は温度が高くなる倉庫などには格納せず、涼しい場所に格納しておく必要がある。

 

なお、超音波洗浄機に掛けてからそのまま灯油漬けのままにしておくと、また黒い汚れがチェーンに付着してしまうので、洗浄はビンから取り出す直前に行うのがべストです。

試される方は、自己責任で充分注意して試してください。

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