むかし会社で週間ダイヤモンドって本を購読してたのよ
で、毎週アンケートてのがあって
それにこたえると、なにか粗品がもらえたり
してたのね。
めったに当たらないんだけど
何度か出してたら、会社にへんな電話が
かかってくるようになったのね
明らかにアンケートの情報が漏れてると思うのね
もう漏れすぎ
多い日か?
そんなことはどうでも良いんです
どんな電話かというと
マンションを買えって言うのね
年のころなら50台の、人生の裏も表も
酸いも甘いも知り尽くした海千山千のおばはんですよ
こいつが電話してくる
最初は丁寧なのね
これからはマンションの時代ですよ
1棟買いして賃貸収入で左団扇ですわよ~ん
とか言うんですよ
馬鹿ですか?
わが社中で、誰が貧乏か?
社内で10人に聞いたら10人中
10人がねこって言うくらい
貧乏が染み付いてるわしに
何がマンションじゃ!
死ね!
と心で毒づきながら
電話応対は非常にソフトな俺
テポドンぶち込まれても
笑ってる国民性を100%踏襲してるわし。
そんなことどうでも良いんです
最初は笑って
「無理です~」
「かねありません~」
とかいってたんですが
2週間に1回かかってくるようになり
なんか友達みたいになっちゃって
ちょっと打ち解けちゃって
「どうも~何とかステートの渡辺ですけど」
「ああ、まいどです」
「どうですか?良い物件が出たんですよ」
「物件てマンション?」
「そうですよ」
「で、どこにあるの」
「東京の新宿なんですよ」
「はあ~?!東京!?」
「そんなの土地勘もないしわけわからんもの
買えるか?」
「いえみなさん、そんな感じですよ」
「ってうそ付け!」
「うそじゃないですよ」
「買わないって!そんなの買えるわけないじゃん」
「いや~皆さんそういうんですよ
支払いはローンを組んで、ローンは家賃収入から
払えばいいんですよ」
「そんなうまくいくなら、あんたがやれば」
「わたしなんかにお金貸してくれる銀行ありませんよ」
「なら、わしにも無理」
「そんなことありませんよ」
「そんなことないって、あんたわしの年収知ってるの?」
「いや知りませんけど、相当もらってらっしゃるんでしょ」
「あんたね、わしの年収○○ですよ」
「・・・・・・・」
一瞬間があったね
悲しい間があったね
どうでも良いけど間があったね
海千山千のおばはんもびっくり
急にパスが来て反応できなかった柳澤くらい
びっくりですな
「じゃっ!」
2度とかかってこなかったな
泣いたな、ちょっと泣いた。
で、また今度は別会社の
男の奴からかかってきたんだな
20台の横着そうな若い奴
「あ~ねこさん!?」
「はあ」
「投資とか、資産形成に興味がありますよね」
「ないです」
「ないことないですよね」
「ないです」
「老後の心配なんかないですか」
「ないです」
「ないわけないですよね」
「だから今忙しいから」
「少しだけですから」
「すこしもかかしも忙しいから」
「ちょっとお話を聞いてもらいたいんですけど」
「だから忙しいって」
「だったらいつだったら良いですか」
「いつでもだめ」
「夜もですか」
「夜もだめ」
「夜も働いてるんですか?家に帰らないんですか」
「帰らない」
「そんなことないでしょ、お金の話ですよ大事なことなのに」
「忙しいって言ってるだろ」
「だから暇なときにお会いしたい」
「暇はないし、金もない!」
「お金はかかりません」
「かからんわけないやろ」
「話も聞かないのになぜ金がかかるって言うんですか」
「・・・・とりあえず今忙しいから」
「はなしくらい聞きなさいよ!」
「うるさい!」
って叩ききりました
すると
すぐ又かかってきたので
女の子に
「ねこは死んだっていってくれ」
っていうと
電話を取った女の子は正直もんで
「ねこさんですか?」
「今なくなりました!」
「ええ、今ここで死にました!」
「血へど吐いて死にました!」
2度とかかってこなかったな
ちょっと泣いたな
ランキングです。ちとでもおもしろいと思ったらとりあえずクリック、ほんとお願い!
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10人がねこって言うくらい
貧乏が染み付いてるわしに
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死ね!
と心で毒づきながら
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最初は笑って
「無理です~」
「かねありません~」
とかいってたんですが
2週間に1回かかってくるようになり
なんか友達みたいになっちゃって
ちょっと打ち解けちゃって
「どうも~何とかステートの渡辺ですけど」
「ああ、まいどです」
「どうですか?良い物件が出たんですよ」
「物件てマンション?」
「そうですよ」
「で、どこにあるの」
「東京の新宿なんですよ」
「はあ~?!東京!?」
「そんなの土地勘もないしわけわからんもの
買えるか?」
「いえみなさん、そんな感じですよ」
「ってうそ付け!」
「うそじゃないですよ」
「買わないって!そんなの買えるわけないじゃん」
「いや~皆さんそういうんですよ
支払いはローンを組んで、ローンは家賃収入から
払えばいいんですよ」
「そんなうまくいくなら、あんたがやれば」
「わたしなんかにお金貸してくれる銀行ありませんよ」
「なら、わしにも無理」
「そんなことありませんよ」
「そんなことないって、あんたわしの年収知ってるの?」
「いや知りませんけど、相当もらってらっしゃるんでしょ」
「あんたね、わしの年収○○ですよ」
「・・・・・・・」
一瞬間があったね
悲しい間があったね
どうでも良いけど間があったね
海千山千のおばはんもびっくり
急にパスが来て反応できなかった柳澤くらい
びっくりですな
「じゃっ!」
2度とかかってこなかったな
泣いたな、ちょっと泣いた。
で、また今度は別会社の
男の奴からかかってきたんだな
20台の横着そうな若い奴
「あ~ねこさん!?」
「はあ」
「投資とか、資産形成に興味がありますよね」
「ないです」
「ないことないですよね」
「ないです」
「老後の心配なんかないですか」
「ないです」
「ないわけないですよね」
「だから今忙しいから」
「少しだけですから」
「すこしもかかしも忙しいから」
「ちょっとお話を聞いてもらいたいんですけど」
「だから忙しいって」
「だったらいつだったら良いですか」
「いつでもだめ」
「夜もですか」
「夜もだめ」
「夜も働いてるんですか?家に帰らないんですか」
「帰らない」
「そんなことないでしょ、お金の話ですよ大事なことなのに」
「忙しいって言ってるだろ」
「だから暇なときにお会いしたい」
「暇はないし、金もない!」
「お金はかかりません」
「かからんわけないやろ」
「話も聞かないのになぜ金がかかるって言うんですか」
「・・・・とりあえず今忙しいから」
「はなしくらい聞きなさいよ!」
「うるさい!」
って叩ききりました
すると
すぐ又かかってきたので
女の子に
「ねこは死んだっていってくれ」
っていうと
電話を取った女の子は正直もんで
「ねこさんですか?」
「今なくなりました!」
「ええ、今ここで死にました!」
「血へど吐いて死にました!」
2度とかかってこなかったな
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