ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・

実験中

大腸菌が石油に代わる日

2015-06-24 04:57:08 | どうでもいい話

ネットで面白い記事があったので

転載ばかぼんなのだ



大腸菌が生む「石油」
2050年への選択

 幅約2000分の1ミリメートル、長さ約500分の1ミリメートル――。

縦長の楕円形をしたこの微生物は大腸菌だ。

人間の腸内など自然界に無数に存在し、誰でも一度は聞いたことがあるだろう。

この大腸菌を使って2050年のエネルギー事情を一変させるかもしれないプロジェクトが進行中だ。




大腸菌でペットボトル原料をつくる


 横浜市鶴見区にあるバイオベンチャー、ジナリスの実験室。

ビーカー内の乳白色の液体が専用装置でかき混ぜられていた。

数時間後液体は茶色に変わった。

ビーカー内にある大腸菌が活性化し、新しい物質を作り始めたのだ。

■「残りかす」を利用

 食中毒など悪いイメージが先行する大腸菌だが、大半は無害。

むしろ単細胞のため遺伝子を操作しやすく、

研究者の腕一つで様々な能力を備えた「スーパー大腸菌」に変身させることが可能だ。

 ジナリスはこの大腸菌を使って廃ペットボトルから工業用の材料を試験的に作っている。

使用済みのペットボトルは繊維などの製品に生まれ変わることで有名。

だが、それでも再利用できない廃液などの「残りかす」が出てくる。

 この残りかす。まだペットボトルの主成分などが、

取り出せずに中に残っている。

大腸菌の遺伝子を操作して、こうした成分を分解する能力を植え付け、

半導体材料やペットボトルの原料としてよみがえらせるというからくりだ。

 ジナリスを率いるのは旧協和発酵工業出身の農学博士、西達也(60)。

汚い物をきれいにしたり新しい特性を生み出したりする微生物のとりこになり、

2001年に協和発酵を退社。

翌年、4畳の自宅の一室から同社を立ち上げた。

 様々な微生物を研究するうち大腸菌の能力に着目。

廃ペットボトルから材料を取り出せば石油の使用を大幅に減らすことができると考えた。

現在、樹脂などの工業用材料の多くは石油由来。

今のペースで消費が続けば石油は40~50年後に枯渇するとされる。

日本は世界の資源の約4%を消費するが、

大半を輸入に頼る「持たざる国」である。

 大腸菌を使ったリサイクル手法が確立すれば

樹脂用の石油使用量は今の10分の1になる可能性がある。

近い将来、「廃棄物でなく、植物と大腸菌を使い石油由来と同等の原料を作ることも可能だ」と西は言う。

微生物がエネルギーの未来を左右する。


転載ここまで

以前、石油を作る藻の話を書きましたが

それに匹敵する新技術ですね


「海賊と呼ばれた男」を読みましたが

石油というものは、本当に日本の生命線なんですね

太平洋戦争の原因も敗因もすべて石油にあるといって過言ではないですね

日本から潤沢に石油が湧いたら・・・

そんな、宝くじにあたったらみたいなことを書いてもしゃーないので

書きませんが

宝くじ当たんないかな~

そんなことどうでもいいんです

30枚9000円で夢を買うくらいなら、

60分12000円でおねーちゃんの大腸菌とまみえる方がいいですね

ってそんなことどうでもいいんです


大腸菌で石油製品が代用できて、車の燃料が水素に置き換わって

原子力発電の安全性が確立されたら

日本はトゥモローランドになりますね

はたまた、世界中のパワーバランスが崩れて

核戦争が巻き起こり、マッドマックスの世界になるのか?

どうなるんでしょうか

コメント (2)
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