ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

冒険手帳 あばれる君にも読んでほしい

2022-05-16 10:56:01 | 読んだ本の紹介

先日、21世紀ブックスの「おもちゃの作り方」って本について書きましたが

同じ時期にもう1冊流行った本がありました

「冒険手帳」谷口尚規著 石川球太画



アマゾン本の紹介を転載すると

小石や木の枝を使った通信法、腕時計を使って方角を知るには、

様々な条件下での怪我の応急処置、砂漠で水を得る方法、

食べられる野草と料理法、兎や鳥・魚を捕獲する…etc.。

いざというとき、どうやって生き残ればいいのか?

多岐にわたる様々なノウハウ満載。

刊行時、当時の少年たちの冒険心を刺激しまくった名著、待望の復刊。



とあります。



昭和40年代、1970年代、当時は大阪万博で大阪千里丘陵の竹藪が

切り開かれ、巨大な千里ニュータウンが建設された時代

山を削って土地を作り家を建てれば、田舎から人が集まってくる

竹藪が莫大な利益を生み出した時代です。



千里ニュータウンの団地で育った私の家の周りにも

まだまだ竹藪や雑木林が残ってました

雑木林のくぼみに段ボール箱を持ち込んで

秘密基地を作って遊んだもんです

別に、火をおこしたり泥水を飲むわけじゃないですが

その辺に生えてる、グミの実や、ソメイヨシノのサクランボなんかを

口に入れてましたね

食えたもんじゃなかったですが

木イチゴの木が、ある場所に1本だけあって

その実はおいしかったです

幼稚園の庭に生えてたイチジクも旨かったです



当時、ちょっといい家の子供は

ボーイスカウトに入ってて、格好いい制服をきてて

毎週、キャンプやなんかをやってるようでした

うらやましかったなあ

わしら貧乏人の子せがれは、自然に生えてる

グミの実をかじって、すっぱーって顔をしかめるのが

精一杯でした



そんな小学生の冒険心を満たしてくれるのがこの本でした

挿絵がリアルで面白かったし

わかりやすかったです

著者の文章は、当時の小学生には難しすぎてほとんど

読んでませんでしたがw



先日、近所のブックオフで復刻版の文庫を見つけました

懐かしくて、思わず買ってしまいました

そこで読み直してみたのですが

1970年に書かれたものなのですが

当時は、日本列島改造論や高度成長のいけいけの時代で

公害当たり前、環境なんて言葉がない時代でしたが

著者は、50年後の未来を予見するように

これからは、公害が許されない時代が来るってな

なことを書いてました

感心しました。



最近、無人島から脱出するテレビ番組で

あばれる君が無双状態でしたが、実はスタッフが手伝ってた

っていうのを週刊誌がすっぱ抜いてましたが

そらそうでしょう、あんなもんマジでやってたら

人が死にますよ

自然は侮ってはいけませんね

もし、自分がサバイバルな状態に置かれたら

この本を参考にいきぬきたいと思います

あばれる君にも読んでほしい1冊です




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする