先日、悪の五輪という本の紹介をしましたが
その中で主人公がラスト、東京オリンピックの開会式を
街頭テレビで見るというシーンがあったのです
主人公が命がけで追い求めていた「映画」というコンテンツの
終焉を肌で感じるという
なんともうら寂しいシーンでしたが
映画にとってかわったテレビの終焉が近づいてきていると
感じる出来事がありました
昨日8月22日の世界まる見え特捜部という番組です
この番組は、テレビの終わりを体現してると思いましたわ
まず内容が、巷のネットであふれている、おもしろ動画を
集めて流しているだけ。
そこには、テレビ局、テレビ制作者の手なんか一切加わってません
ネットでひらった動画を垂れ流しているだけです。
これが、面白くなかったらべつに問題はないのですが
これがまた面白いんですよ
予期せぬハプニングの方が、テレビ制作者が作ったしょうもないものより
面白いのは当たり前ですね
あと、もう一つ
この番組の中で、たけしが自分の書いた、へたくそな似顔絵をだしてきて
「へただろうw誰かわからねーだろw」と言いながらも
さも嬉しそうに自慢げにしてました
所ジョージをはじめ
共演者も、初めは恐る恐るほめたたえてましたが
だんだん、誰を書いてるかわからないとか言い出してきました
しかし結局は、大御所のたけしの機嫌を損なわないように
褒めて終わりです。
典型的な老害です
ワンマン企業の社長の趣味に、こびへつらう部下一同の縮図ですやん
会社で見てるもんをテレビで見せられてもね
気分悪いだけ
たけしの満足そうな顔を見たら、こんな老害を奉ってる
テレビ界はもう終わりだなと思いました
たけしに限らず
その他大御所と呼ばれる方たちのテレビの中の姿をみたら
周りのスタッフの追従笑いばかり
老害の力を恐れ、面白くないものを面白くないと言えない
雰囲気が、終わってますね
ドラマも変な演出がすぎて、シリアスな場面に妙に軽いせりふまわしとか
まったく面白くない。演出家がレベル低いのか
出演者も事務所の力関係ばかり浮き彫りになってバーターばかり、
これでは、韓国ドラマに勝てないはずです
わたしがよく見る、バラエティー番組ですが
勘違い老害の最たるものであった
とんねるずが、淘汰されて若手への世代交代が進むのかと
思ったら、残念なことに若手が老害以上に無能だったというのが
現状です。
有吉の壁とかくせがすごいネタとか、本気で面白いと思ってるのかな
中には面白いのもありますがね
玉石混合。
とんねるずの、皆さんのおかげの方がよっぽど面白かったもんね
クイズ番組も、かしこぶってる芸能人や東大生がしたり顔でいきってるの
面白いですか?
ぜんぜん面白くないんです
ナゾトキなんか、好きですが、あんなもん自分でじっくり考えるのが
面白いのであって
芸能人がイキって答えるのを見て何がおもろいのか?
わしにはわからんわ
あと食い物を粗末に扱う番組ですね
辛いとか大食いとか?
いつの時代の企画やねん?
物を粗末に食い散らかすのが面白いと思ってる感覚が
わからんわ
ここまで書いてふと思いましたが
世間がおもしろいと感じる感覚が自分とはずれてきてるのかもしれません。
自分が年を取ったということでしょうか
こんなテレビ、世間の人は、面白いと思ってるのかねえ
これではネット動画には勝てないかもね
ちなみに私は、テレビ中毒ですからw
毎日バラエティー見て文句言いつつもへらへら笑ってますよ