たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

祥月命日

2011-03-28 23:41:48 | 母の記憶
今日は亡くなった母の祥月命日。母の喉仏の骨がおさめられている京都の東本願寺へ。

母が亡くなってこれで8年になるが、祥月命日に来ることが出来たのは初めて。3月の英会話学校は書き入れ時、3月末の日曜は必ず日曜出勤、普段休みの月曜も出勤、で、祥月命日付近でさえ京都まで足を延ばすのは不可能なことが多い。しかし今年の3月は21日、春分の日が月曜日になったため、少ない公休日の都合がついたのだ。

久しぶりに暖かい日で、お天気も良い。駅中のモールは暑いくらいだ。

東本願寺に着いてみると、親鸞聖人750回大遠忌法要という事でいろいろな準備があるらしく大きな銅鑼や舞台がしつらえられており、階段はスロープがつけられて上がりやすくなっている。
いつもなら御影堂に入ると、広々とした畳敷きで座ってゆっくりお参りができるのだが、入ってみてびっくり、畳の上には敷物がしきつめられ、その上に数えきれないくらいのパイプいすがびっしりと並べられ、係の人らしきユニフォームの人々が大勢、掃除をしている。
背中には「750th」なんてロゴがついているのだ。

震災で亡くなった方たちの法要が行われると書いてあり、なるほどと思う。まだ誰も座っていはいないが、パイプいすの合間を抜けて前へ出ていき、お参りをしている人もいるので、私もついて行ってお参りを。

いつもの通り、母に、一人暮らしの父を見ていてもらうようお願いし、先日は被災地に向かった同居人の無事もお願いしたので、彼を守ってくれた、そのお礼も言っておく。







帰り道で新しく出来たヨドバシカメラの前に立て看板を見つける。こんなところまで親鸞聖人が。今年は大掛かりにいろいろと行事があるようだ。

残念ながらあまり落ち着きのない状態でのお参りだったが、久しぶりに明るい空、暖かい空気を感じ、東北でも少しは寒さが緩んだろうか、と思いをはせたことだった。

コメント (2)
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