たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

早朝、祇園祭

2016-07-18 16:21:47 | 現実
朝、起きられたら行こう。

目が覚めなかったら行かない。

よってアラームはセットしない。

くたくたに疲れて帰った土曜の夜、そう決めた。初めは、土曜の夜仕事が終わってから速攻で京都へ行き、駒形提灯に灯が入ったところや、夜の山や鉾の写真を撮ろうかとも思っていたが、ここの所土曜日は死ぬほど疲れて終わる。夏バテか?もともと超ハードな日ではあるけれど。

はい、仕事終わり、先週の土曜日と同じく、もう、何も考えられない…と言うほど疲れてしまったので、カメラ持って行っていても無理だったろう。

そこへ同居人からLINEが。毎年この時期にある会議で尾道に行っていたが、飲み会で帰れなくなったので泊りになると言う。

ならば同居人は明日午前中に帰ってくるのが通例。

その前、早朝に写真撮るのも面白いかも? 10時頃からの山鉾巡行はもともと、三連休の中日の日曜なら凄い人で写真など撮っていられないだろう、ちょうどその時間は暑くて大変だし…と思って予定には入れていなかった。以前、行ったときはシャワー浴びた如くに汗だくになったのだ。

しかし5時には起きないとダメよね…この疲れで、起きられるかな…と考えつつ寝室へ。ここの所、クタクタすぎてかえって眠りに入りづらい状態でもあったのだが、案外良く眠れ、ふっと目が覚めた。

ちょっと明るい。 時計を見ると、4時45分。よし!これは祇園祭に呼ばれていると言っていいだろう。

電車は5時54分。こんな時間に電車には乗ることはないが、結構駅には人がいるのだ。日曜だというのに…お出かけ風でもない。たくさんいるのは「部活動」の高校生だ。


阪急を経由して京都、烏丸駅に到着、7時。早朝にもかかわらず、かなり人が来ている。大きなカメラ持っている人が多い! そうでなくても皆、スマホかざして写真撮っている。
昨今の事情からか、警備の人も相当多い。



それにしても高い!長刀鉾。







この懸装品、以前の写真探してみると、同じもののようだ。









日付は1996年7月17日。きっかり20年前だ。乗っていた方々の面々も変わっているのだろうな。この長刀鉾に乗る稚児も、いまでは30歳くらいになっているだろう。








月鉾の西側から東山方面を臨む。函谷鉾、長刀鉾が見える。いつもは車でぎっしりの四条通りを通行止めにしちゃうんだから、すごいなあ、歴史のあるお祭りって。

少し歩き回ってあちこちの山や鉾の懸装品を見てくる。残念ながら雨模様なので、巡行まではビニールの袋をかぶっているものが多いが、西洋画風のものあり、七福神あり、フクロウが飛んでいてタロットカード風のものあり、神社がのっかっているものもあり、山伏山には山伏の人形が。スタッフは山伏の絵がバックに描いてあるかっこいいTシャツ着ている。
このあたりは現代的になっているのか。






乗せているものを調整したり、巨大な車輪を掃除したり、辻回し用の竹を挟みこんだり、関係者の方は忙しそう。

そろいの衣装…半被風のもの、浴衣、立派な裃等に身を包んで、記念写真を撮ったり、雑談したり打ち合わせしたり。

長刀鉾のあたりでは、「今日はよろしくお願いします!ゆ~っくりね。ゆ~っくり動くようにしてください」と曳き手さんたちが言われている。




おっ、きれいな舞妓さん、ほとんどすっぴんで浴衣姿。となりの女性の帯は駒形提灯、この時期しか使えない帯を持っているのが凄い。置屋の女将さんだろうか。


20年前はこんな様子も見られた。




それにしてもすごい湿気、その上雨が本降りになり始めた。 桟敷席に人々が案内されているが、ベンチはびしょ濡れである。どうするのかな? ビニールでも敷くのかな?カッパでも着せるのか。

段々四条通の人が増え、湿気も増してきたような。 

退散。いつもちまきを買う、八坂神社御旅所ではまだ用意ができていない、というので八坂神社まで足を伸ばすことに。
こちらでは神輿の飾りつけ、スサノオノミコトをお乗せして行くそうだ。

去年のをお返しして、今年も授けて頂きました。




デジブック 『早朝、祇園祭』
コメント
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