たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

袋田の滝

2020-11-09 21:27:16 | お出かけ
お天気は上々。
やはり、11月は過ごしやすい。

月に一度の茨城、昨日はドライブ日和。

「今日はどうしようか?」
「袋田の滝まで、どのくらい?」(突然思いつく)
「車で2時間位?そこまでかからないかも」

もう11時、そこまで遠出でもないので、行ってみることに。相方も子供のころ学校の遠足か何かで行ったきりだそう。

第2駐車場、と書いてある所にとりあえず停めて歩くことに。
結構、人が歩いている。



「この辺、関西でいうと丹波篠山みたいに、田舎の方なんだけど有名なものがある、ってとこ」
「ああ、猪鍋とか、黒豆とかね」
「ここは、奥久慈軍鶏と、奥久慈りんごだって」

道沿いにリンゴ園があり、大袋500円位で売っている。帰りにGETする事にする。何しろ私は朝ごはんにリンゴは欠かせないのだ。

しかし・・・歩いても歩いても、滝の入り口が・・・こんにゃくの店、お蕎麦の店、お団子の屋台、温泉旅館がにぎやかに続くのだが。

「左?右?」
「エレベーターで上がるんだけど」

滝に、エレベーター?

???

「とりあえず、ここでお昼食べてこうか。今逃したら後で困りそうだし」 

よく観光地にありそうな、土間にテーブル並んでる、風のお店の前に、鮎の塩焼の串が並んでいる。

相方は、メニューにある鮎蕎麦と鮎の塩焼、軍鶏蕎麦、と迷いまくる。
「じゃ、私が鮎蕎麦にするから、鮎の塩焼と軍鶏蕎麦にしたら?そしたら全部食べられるでしょ」

さて、鮎蕎麦とは??
お店の人の説明では、塩焼の上からお出汁をかけるとのこと。
にしん蕎麦みたいに、つくだ煮風のをのっけてるのかと思ったが。



これは、美味しい!

出汁にちょっと香ばしい香りが移って、おつゆで湿った鮎ってどんなんかな?と懐疑的になっていたが実に美味しい。関東風のしょうゆ味のきつい出汁でなかったのがまた良かった。相方の軍鶏蕎麦も、出汁が旨い。おまけにショウガの煮物と、シイタケのつくだ煮を付けてくれる。

「また、その塩焼きも肉厚だね」

良い苔でもたくさん食べているのか、ずいぶんよく太った鮎だ。

小声で相方が言う。
「正直、まったく、期待しないで入ったんだけど正解だった…老舗蕎麦屋よりよっぽど旨い」

去年鹿島神宮に行った折に、門前町で数百年続くという老舗蕎麦屋で、ありえないくらいまずい蕎麦が一人前2000円した事を私たちは恨みに思っていたのである。


さて、駐車場からかれこれ1キロ位歩いてやっと滝の入り口にたどり着いた。
エレベーターの前に、トンネルがあった! さすがに有名な滝だけのことはありよく整備されているものだ。








長さ120メートル、幅73メートル、だそうだ。日本三名瀑のもう一つ、那智の滝には去年行ったが、ものすごい高さから落ちてくる大迫力の滝だった。こちらの滝は3段になっているのが面白い。

エレベーターに乗って展望台に上がると、一番高い部分が正面に見え、3段の段差を落ちる滝の白さが紅葉に映えて優雅。
…カメラ持ってくれば良かったなあ。まあ、Xperiaはいいカメラ付いてるから…。

「俺、前来たときはこの展望台なかった。だから一番下のところから見えなくて、袋田の滝大したことないと思ってたんだけど」

正直私も、テレビのニュースで見た時は一番下の段だけ映っていて、な~んだ結構短い滝なんだ、と思ったのだ。凍るから有名なんだよね、と。

スミマセンさすが三大名瀑でした。

刺身こんにゃく、鮎のつくだ煮、こんにゃく入り漬物などGETしてひたちなかの相方の部屋へ。きのこご飯で素朴な和食の夕食。

秋の楽しい一日。

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