明日香村に、彼岸花の写真を撮りに行ってきた。
随分以前の事だが、9月末頃に同居人とドライブついでに彼岸花を見に行き、甘樫の丘に登って景色を眺めたりしたときに何枚か撮った写真が残っている。その日は飛鳥彼岸花祭りの日で、万葉風の衣装を着た人たちが石舞台横の原っぱにたくさんいた。
また、狭い道路を車で行くと、前のトラックに「亀石」のレプリカが載っていて、それを見ながらのドライブになり面白かったのをよく覚えている。
(コレは本物)
↓
去年の10月初めに彼岸花の話を書いたが、去年は猛暑連続の後のやっと一息、という事で彼岸花がとりわけ印象的だった記憶がある。
今年は、9月末の連続勤務で疲れ切った後としては珍しい位の早起き(私にしては日曜の8時起きは相当早い)をして同居人と出かけた。同居人は、明日香村の自然の中をオープンカーでドライブ、というのが楽しみで付きあってくれた。
棚田の彼岸花で有名な、稲淵に今年は行ってみることにした。
近所で朝マックして(これもお出かけ日の楽しみ)出発。
稲淵の棚田は、石舞台古墳の南西、飛鳥駅や高松塚古墳から見ると西側にあたる。山中をドライブしていくと突然あたりが開け、明るくなる。
飛鳥川が流れ、山々に囲まれたのどかな場所だ。
ゆったりと曲がりくねった道を降りていくと、なだらかな起伏に沿って棚田が続く。その棚田の縁取りの様に彼岸花が咲いているのだ。見事な眺めである。
彼岸花祭りは先週末だったし、ちょっと遅いかと思ったけれど、まだまだ美しい姿を残した花がいっぱい、咲いていた。
車を置いて「かかしロード」や(不思議な「これで案山子なのか!?」というものも並んでいる)畑、田んぼの間の道をのんびりと歩くと、飛鳥川の流れる音、秋の虫の音、鳥の声、同居人に言わせると「サラウンド状態」で気持ちの良い散歩が楽しめた。
ところどころで彼岸花の撮影をする。
私のみならずあちこちでカメラを抱えた人々が結構歩いている。この田舎道にこれだけ人がいるのはいま時だけだろうが、車もずらりと道沿いに駐車しているのだ。
突然、3人の、20代と思われる女の子3人がきゃきゃきゃと賑やかに自転車で現れたかと思うと、わらわらとそれぞれ自転車を降り、何をするかと思ったらちょうど、私の愛機と同じような、ズームレンズを付けた小振りの一眼を構えて彼岸花を撮りまくり始めた。
「見ろ、お前と同じ『なんちゃって』軍団だ!」
同居人は、私が去年末愛機ミラーレス一眼、パナソニックGF1を購入して以来、私の事を「なんちゃってカメラマン」と呼ぶのだ。
特に私のカメラはピンク。欲しかった白や黒が出払ってしまって、ピンクしか色がなかったためだが、確かにいかにも「女性向け」
「やっぱり、『なんちゃって』である以上、お前ももう少しチャラさを出した方がよくないか?」
うるさい
さて、ここからは珍しい白の彼岸花を撮りに行くため、石舞台古墳へ向かう。車をオープンにして飛鳥の道を行く。風が通って気持ちよい。ところどころで金木犀の香りが一瞬。
白い彼岸花も上品で良い。黒っぽい石舞台の巨大石と白い彼岸花も良い対照である。
が、白いと彼岸花っぽくないのも確か。やはり赤がよい。赤に白い筋の入っているものもあって、これも華やかで美しいが、赤だけ、のほうが潔くて鮮やかだ。
彼岸花のどこか妖しいところも赤のほうが活きる。
デジブック 『明日香・彼岸花便り』
随分以前の事だが、9月末頃に同居人とドライブついでに彼岸花を見に行き、甘樫の丘に登って景色を眺めたりしたときに何枚か撮った写真が残っている。その日は飛鳥彼岸花祭りの日で、万葉風の衣装を着た人たちが石舞台横の原っぱにたくさんいた。
また、狭い道路を車で行くと、前のトラックに「亀石」のレプリカが載っていて、それを見ながらのドライブになり面白かったのをよく覚えている。
(コレは本物)
↓
去年の10月初めに彼岸花の話を書いたが、去年は猛暑連続の後のやっと一息、という事で彼岸花がとりわけ印象的だった記憶がある。
今年は、9月末の連続勤務で疲れ切った後としては珍しい位の早起き(私にしては日曜の8時起きは相当早い)をして同居人と出かけた。同居人は、明日香村の自然の中をオープンカーでドライブ、というのが楽しみで付きあってくれた。
棚田の彼岸花で有名な、稲淵に今年は行ってみることにした。
近所で朝マックして(これもお出かけ日の楽しみ)出発。
稲淵の棚田は、石舞台古墳の南西、飛鳥駅や高松塚古墳から見ると西側にあたる。山中をドライブしていくと突然あたりが開け、明るくなる。
飛鳥川が流れ、山々に囲まれたのどかな場所だ。
ゆったりと曲がりくねった道を降りていくと、なだらかな起伏に沿って棚田が続く。その棚田の縁取りの様に彼岸花が咲いているのだ。見事な眺めである。
彼岸花祭りは先週末だったし、ちょっと遅いかと思ったけれど、まだまだ美しい姿を残した花がいっぱい、咲いていた。
車を置いて「かかしロード」や(不思議な「これで案山子なのか!?」というものも並んでいる)畑、田んぼの間の道をのんびりと歩くと、飛鳥川の流れる音、秋の虫の音、鳥の声、同居人に言わせると「サラウンド状態」で気持ちの良い散歩が楽しめた。
ところどころで彼岸花の撮影をする。
私のみならずあちこちでカメラを抱えた人々が結構歩いている。この田舎道にこれだけ人がいるのはいま時だけだろうが、車もずらりと道沿いに駐車しているのだ。
突然、3人の、20代と思われる女の子3人がきゃきゃきゃと賑やかに自転車で現れたかと思うと、わらわらとそれぞれ自転車を降り、何をするかと思ったらちょうど、私の愛機と同じような、ズームレンズを付けた小振りの一眼を構えて彼岸花を撮りまくり始めた。
「見ろ、お前と同じ『なんちゃって』軍団だ!」
同居人は、私が去年末愛機ミラーレス一眼、パナソニックGF1を購入して以来、私の事を「なんちゃってカメラマン」と呼ぶのだ。
特に私のカメラはピンク。欲しかった白や黒が出払ってしまって、ピンクしか色がなかったためだが、確かにいかにも「女性向け」
「やっぱり、『なんちゃって』である以上、お前ももう少しチャラさを出した方がよくないか?」
うるさい
さて、ここからは珍しい白の彼岸花を撮りに行くため、石舞台古墳へ向かう。車をオープンにして飛鳥の道を行く。風が通って気持ちよい。ところどころで金木犀の香りが一瞬。
白い彼岸花も上品で良い。黒っぽい石舞台の巨大石と白い彼岸花も良い対照である。
が、白いと彼岸花っぽくないのも確か。やはり赤がよい。赤に白い筋の入っているものもあって、これも華やかで美しいが、赤だけ、のほうが潔くて鮮やかだ。
彼岸花のどこか妖しいところも赤のほうが活きる。
デジブック 『明日香・彼岸花便り』
はその機能を生かし、いかに想像力を発揮させた写真を撮るか・・・
自分にもまだ出来ません・・・
かつみさんのお写真は構図や写真の組み合わせにストーリーがあってセンスが感じられるところが好きです。
想像力、活かしておられますよね!