2月3日、10日といつもどおり、京都へ撮影散歩へ。
3日は節分、うそ!と思う位暖かく、「京都へ行くんだし」と完全防備していった私は汗だくになった。なんでも、3月末から4月の気温だったとか。道行く人もコートを脱いで腕にかけていたりしていた。
八坂神社で節分の行事をのんびり眺めている人々も。平日と言っても出かけたこの東山界隈、祇園や八坂の塔、高台寺、清水寺、と有名どころが目白押しのこの地域は人も多い。
昔読んだ、瀬戸内寂聴さんの本で、白河院の祇園女御の事が書かれているものを読み返していたため、「この八坂神社の近くに祇園女御塚があったはず」と思い探してみるがどうも、違う道だったようだ。
じゃあ普段通らない、大谷墓地の方の道を行ってみようか…と歩いて曲がると、あれ?
「祇園女御供養塔」がある。 地図見ててこれだからなあ…
一人の京都めぐりは、18年前からよくやっているが、18年前は無論、紙の地図。エリアごとに分かれてるから、ページをめくるやら、載ってない場所があることも。
今はgoogle mapというものがあるから本当に便利。
高台寺は秀吉の妻ねねの寺というので有名だけれど、結構演出もよくやってるお寺、ライトアップも派手にする。3月にする東山花灯路で一度来たことがあるけれど、昼間は初めて。アップダウンが多く広い境内、石段も竹林の道も、山道かと思う位。ずいぶん高台にあるんだなあ…と思ってそういう名前の寺だった事を思い出す
四条辺りから寺に来るまでは、ゆっくり上る道になっているので気づかないのだ。
石塀小路もまわり、結構脚を使ったので、八坂の塔が見える小さな店で「湯葉御膳」で休憩。湯葉田楽っていつ食べても美味しいなあ
その後また、少し上がっていって、この日は東山が「山」だった事に気付く。円山公園の上は鳥獣保護区になっているのだ。いっぱいいる観光客もそこまでは登らない。本当に鳥の声がして、滝があって、意外な面を見ることが出来た。しかしその合間に格式の高そうな料亭がところどころに見えるのが京都らしい。
10日は正反対の寒い1日。前日、前々日は東京で大雪だった。大阪でも降ったが夜中に雨になったので積もるほどではなかった。
京都の北の方なら、少し雪が残っているかも?と思い出かけた。賑やかな四条辺りでは暖かくても、北側の金閣寺辺りでは雪だったりするのだ。
案の定、バスを降りたら雪が舞っていた。
金閣のさらに少し北側、鷹峯の麓の源光庵、伏見城遺構の血天井が知られている。(しかし床だったものを何故天井にしたのか?壁でもよかったのでは?さわれないようにしたのだろうか?)もろに手型や足跡が残っているのがリアルで、この足跡の侍は生き残ったのか?討死したのか?など考えてしまう。案外敵方の侍の足跡かもしれない。
ここは曹洞宗の禅寺、「悟りの窓」「迷いの窓」があり、これは素晴らしい。紅葉の時など見事だろう。しかしこの窓が2つ開いているため寒いのも事実。
こう寒くては悟りも難しそう。お寺ってただでも寒いし。やはりここは「貼るカイロ」の登場だ。
この後は5分歩いて光悦寺。光悦垣、という緩やかに細くなった竹垣がある。茶室を囲んでいるのだけれど、普通ずっと同じ幅で続くはずの垣根がだんだん細くなって続くのは面白い。地面の高さに合わせたのだろうけれど、ちょっとない発想かもしれない。
ここも人がいない。秋の紅葉の季節なら多いはずだけれど、2月と言う中途半端な時期には人はこないかもしれない。
奥まった休憩所からはこんもりした山がきれいに見渡せ、どこかかから水音がする。地図で確認すると確かに、下の方、山の麓に川がある。
陽がさしてきて明るいし、いいな。静かで。
デジブック 『京の路・道・石畳』
デジブック 『冬の光悦寺・源光庵』
3日は節分、うそ!と思う位暖かく、「京都へ行くんだし」と完全防備していった私は汗だくになった。なんでも、3月末から4月の気温だったとか。道行く人もコートを脱いで腕にかけていたりしていた。
八坂神社で節分の行事をのんびり眺めている人々も。平日と言っても出かけたこの東山界隈、祇園や八坂の塔、高台寺、清水寺、と有名どころが目白押しのこの地域は人も多い。
昔読んだ、瀬戸内寂聴さんの本で、白河院の祇園女御の事が書かれているものを読み返していたため、「この八坂神社の近くに祇園女御塚があったはず」と思い探してみるがどうも、違う道だったようだ。
じゃあ普段通らない、大谷墓地の方の道を行ってみようか…と歩いて曲がると、あれ?
「祇園女御供養塔」がある。 地図見ててこれだからなあ…
一人の京都めぐりは、18年前からよくやっているが、18年前は無論、紙の地図。エリアごとに分かれてるから、ページをめくるやら、載ってない場所があることも。
今はgoogle mapというものがあるから本当に便利。
高台寺は秀吉の妻ねねの寺というので有名だけれど、結構演出もよくやってるお寺、ライトアップも派手にする。3月にする東山花灯路で一度来たことがあるけれど、昼間は初めて。アップダウンが多く広い境内、石段も竹林の道も、山道かと思う位。ずいぶん高台にあるんだなあ…と思ってそういう名前の寺だった事を思い出す
四条辺りから寺に来るまでは、ゆっくり上る道になっているので気づかないのだ。
石塀小路もまわり、結構脚を使ったので、八坂の塔が見える小さな店で「湯葉御膳」で休憩。湯葉田楽っていつ食べても美味しいなあ
その後また、少し上がっていって、この日は東山が「山」だった事に気付く。円山公園の上は鳥獣保護区になっているのだ。いっぱいいる観光客もそこまでは登らない。本当に鳥の声がして、滝があって、意外な面を見ることが出来た。しかしその合間に格式の高そうな料亭がところどころに見えるのが京都らしい。
10日は正反対の寒い1日。前日、前々日は東京で大雪だった。大阪でも降ったが夜中に雨になったので積もるほどではなかった。
京都の北の方なら、少し雪が残っているかも?と思い出かけた。賑やかな四条辺りでは暖かくても、北側の金閣寺辺りでは雪だったりするのだ。
案の定、バスを降りたら雪が舞っていた。
金閣のさらに少し北側、鷹峯の麓の源光庵、伏見城遺構の血天井が知られている。(しかし床だったものを何故天井にしたのか?壁でもよかったのでは?さわれないようにしたのだろうか?)もろに手型や足跡が残っているのがリアルで、この足跡の侍は生き残ったのか?討死したのか?など考えてしまう。案外敵方の侍の足跡かもしれない。
ここは曹洞宗の禅寺、「悟りの窓」「迷いの窓」があり、これは素晴らしい。紅葉の時など見事だろう。しかしこの窓が2つ開いているため寒いのも事実。
こう寒くては悟りも難しそう。お寺ってただでも寒いし。やはりここは「貼るカイロ」の登場だ。
この後は5分歩いて光悦寺。光悦垣、という緩やかに細くなった竹垣がある。茶室を囲んでいるのだけれど、普通ずっと同じ幅で続くはずの垣根がだんだん細くなって続くのは面白い。地面の高さに合わせたのだろうけれど、ちょっとない発想かもしれない。
ここも人がいない。秋の紅葉の季節なら多いはずだけれど、2月と言う中途半端な時期には人はこないかもしれない。
奥まった休憩所からはこんもりした山がきれいに見渡せ、どこかかから水音がする。地図で確認すると確かに、下の方、山の麓に川がある。
陽がさしてきて明るいし、いいな。静かで。
デジブック 『京の路・道・石畳』
デジブック 『冬の光悦寺・源光庵』
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