たのしい夢日記

京都奈良寺社巡り・思い出・読んだ本…日々のあれこれを写真と共に。

第二十九番福勝寺・第三十三番清和院

2016-02-01 19:52:50 | 洛陽三十三所観音巡礼
洛陽三十三所観音巡礼を始めたのは去年4月初め、桜の頃だった。

今日は第三十三番札所、清和院へ行ったのだが、満願では、まだない。

ところどころまとめて行ったりしているので、順不同。 あと、8か所である。

さて、トリは東寺か、清水寺か。清水寺には5か所、第十番から第十四番までの札所が固まっているのでいっぺんに同じところで書いて頂く事になるのだそうだ。それより一か所で「ラスト!」ってなる方がいいかなあ。


さて、今日の二つのお寺。住宅街の中にあるようで、あまりフォトジェニックではなさそうなので、この時期にした。庭や花、紅葉が有名な所ならなるべくその、一番良い時期に行く事に決めてまわっており、あまり植物系が期待できないところは真夏や冬、と考えていたのだ。

清和院はアクセスが難しかった。google map無かったら絶対迷っていた。バス停から言われたとおりの道をたどって…いるはずなのだが何しろ目印がない。家ばかりで、たまに仁丹印の住所板(↓↓たとえばこういうの…今日行った場所ではないが)で確認が出来る位。



しかしこの仁丹の住所板、京都ではあちこちにあるけど味があるよなあ…

くねくねと細い道をたどってやっとたどり着く。

清和院、というと…藤原高子が女御だったよね? と言う事は在原業平のライバルか。いや、「むかしおとこありけり」のひとはライバルなんかとは思ってなかったかもね。



小さなお堂のみ、参拝者は私だけ。

奥の事務所でご朱印をお願いする。小さい所によくある、インターホンで呼ぶ形式、かなり時間経って年配の男性が現れ、窓を開けてくれる。










随分と時間をかけ、丁寧に書いて下さる。横の張り紙もいい味の文字で書かれている。この方が書いているのか。



出来上がったご朱印にこれまた丁寧にドライヤーかけて乾かしてくださる。

うーん、素敵な文字。年配の男性というより、女性が書きそうな優雅なご朱印だ。今の所、洛陽三十三所の中で、私の好み、1,2を争うかも。

「聖観音菩薩」のはずだが…そう書いてあるのかな…




ここから歩いて10分位で福勝寺。

ここは「ひょうたん寺」と言う別名を持つ。如意宝珠を二つ重ね合わせるとひょうたんの形になるから、とか。明後日くればひょうたんのお守りが頂けたのだが。また、ひょうたんと言えば、豊臣秀吉。寺格をあらわすご朱印をもらっているのだそう。

観世音菩薩に勅願された天皇から、紫宸殿の「左近の桜」を分木されたという事で「桜寺」という別名もあるそうだ。

ここは1日と16日のみ、本堂に上がれるようになっている、と言う事だったので今日をねらったのだが、こちらには、いかにも「良く来ていそう」な参拝者の方々が。

脚の悪い年配女性が、杖を突いて本堂に上がり、熱心に何か祈念されている。









お寺の近くにはよく、法衣、仏具の専門店が軒を並べていたりするものだが、ここの近くには法衣専門のクリーニング店があった! 初めて。



確かに、位の高いお坊様の豪華な法衣ならば普通の着物より手間がかかりそうだ。袈裟なんかだと金糸銀糸入ってるし。 

観光寺じゃない所を巡るとこういう、まず訪れる事はないだろう通りを歩いて、面白いものを発見できる。

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