春らしくなってきた。
暖かくなると、やはり外を歩きたくなってくるものだ。
今年は、新しくカメラを購入したこともあり、お気に入りの奈良の長谷寺の写真をたくさん、季節ごとに撮ろうと考えていた。
それならば桜の季節ははずせない。長谷寺には桜がたくさんあり、以前行ったときに昔のカメラで撮った写真も多くアルバムに残っている。
牡丹で有名な寺だけれど、桜も似合うのだ。
長谷寺は山奥ということもあり、4月も半ばになってやっと満開。私はその直前のお休みの日に行ったので、残念ながら5分咲き程度の花が多かったが、種類によっては花盛りの木もあり、天気も申し分なく、のんびりと散歩を楽しめた。
ほんの2か月前には冷たい雪の中、荘厳な雰囲気の中静まり返っていた本堂、登廊、石段、五重塔などが、4月の陽気の中では全く様子が違って見えるものだ。
白と黒のみの2月の写真に比べて、光と桜色と青色の、明るい春らしい写真がたくさん撮れた。
どちらの長谷寺も好きだけれど。
それにしても見事な「そらいろ」と「さくらいろ」のコントラストなんでしょう。
色を空や花びらに見立てる感性のある日本人に
生まれてよかったと思えるお写真です。
ところで。「長谷寺」ということは禅宗のお寺なのかしら?
東京では西麻布に同じ名前の北陸総本山のお寺があって月曜日に座禅を組めます。
お天気がよくて、コントラストのきれいな写真が撮れました。お目を楽しませて頂けたのなら嬉しいです。
そうそう、東京にも長谷寺、ありますよね。禅寺ですか。
座禅って一回試してみたいです。
英語ではmeditationと訳されたりしますが本当は全然違うものなんですよね。
奈良の長谷寺は真言宗のお寺です。豊山派総本山ですね。巨大な十一面観音が本尊ですが、その前あたりに真言の文字、おんまかきゃらそわか、とか書いてありますね。
西麻布にあるのは
「大本山永平寺別院 長谷寺」というのが正式名称で
なんと
「長谷寺のこの地には、かつて奈良長谷寺(ならはせでら)のご本尊、十一面観音菩薩と同じ木片、同じ御姿(みすがた)の小さな観音さまをお祀りしたお堂がありました」
と禅宗のお寺なのに名称の由来は真言宗のその奈良の長谷寺さんそのものでした。
またひとつ知りました。
ありがとうございます。
尚、「真言」をモチーフにした
花輪和一さんの「護法童子」というけっこう面白い劇画があります。
ネットで長谷寺検索すると必ず東京のも出てくるのですが、たんに同じ名前と思っていました。
面白いお話ですね~。私お気に入りの京極夏彦の小説は禅寺が舞台なんですが真言宗も関係してくるので、それを思い出しました。
わざわざ調べて下さってありがとう!
京極さん好きなら花輪さんきっと気に入ります。
ちなみに京極さんはわたしたちとほぼ同年代で三笠で過ごされたのち小樽に転校しているはずです。
そうそう、北海道の人なんですよね~今書いているものは大抵関東が舞台ですから東京在住かな?
花輪さん試してみたいですね…。