今朝起きると、リビングのラグの上に下痢便が撒き散っていました。
トイレに行きたい時は「お外に出して」のボタンを押すか、私のところに来ていたけれど
それも間に合わない状態だったんだと、辛い思いをさせたと思いました。
すぐにラグを洗濯機に入れ、鈴ちゃんを一旦庭に出して、新しいラグを敷きました。
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午前中は、パパが在宅で、私は講師のお仕事があったので外出。
お昼にパパが出かけた後、私が帰るまで2時間程度あるけれど、それぐらいは不在でも大丈夫だろうと思っていました。
しかし帰宅すると、家の中の3か所で吐いてありました。
それもフードではなく、水分や泡、黄色い胃液などです。
こりゃあかんわ。
そう思って、別の動物病院で診てもらうことを決意。
水曜日でお休みの動物病院も多かったけれど、我が家から比較的近くにあり、今年オープンした動物病院ですぐに診てもらえることがわかり、連れて行きました。
もちろん前の動物病院での血液検査の結果や、入院中のわかる範囲での処置、経過などを伝えました。
「費用はかかるけれど、レントゲンやエコー、さらに再度の血液検査をしたい。費用はかかるけれどいいですか」と尋ねられ
もちろんYES。お願いしますと伝えました。
そして、鈴ちゃんを預けて10分後には「重篤な病気がみつかりましたので、来てください」と診察室に呼ばれました。
レントゲン結果のモニターを指しながら「心臓がこんなに肥大しています。心タンポナーデです」と告げられました。
心タンポナーデとは、心臓を包んでいる2層の心膜の間に血液などの体液が貯まって、心臓が大きくなってしまう病気だそうです。
「鈴ちゃんは、心タンポナーデなので、緊急の治療が必要です。その方法は、胸部に針を刺し、心臓の周りに溜まった血液などの体液を抜き取る心嚢穿刺[しんのうせんし]を行うことが急がれます。ただし、心臓に針を刺すわけですから、リスク伴います。その処置をしてよいでしょうか?」と獣医師さん。
鈴の今の苦しみが少しでも軽減されるならとすぐに「お願いします」と伝えました。
「ただ、今日は看護師がひとりしかいません。鈴ちゃんの保定を手伝ってもらえますか?」と言われ、
「もちろんです。鈴も私がそばにいると安心するので」と
心嚢穿刺[しんのうせんし]を行ってもらいました。
いろいろ準備をしてもらい、獣医師さんは、エコーで針を刺す場所を確認。
鈴ちゃんのカラダを横に寝かせ、看護師さんは、鈴ちゃんの頭の方を保定。
私は、お尻側を保定し、いよいよ心嚢穿刺が始まりました。
その時「えっ、麻酔とかしないんですか?」と声を発してしまいました。すると
「暴れる子なら、鎮静剤を使用したりしますが、鈴ちゃんはおとなしくしてくれているので、このままいきます」と。
そして注射針を刺し、シリンジで心臓の周りの血液を抜き始めました。
完璧には取り切れなかったけれど、かなり抜くことができたので、「これで楽になると思います」とのことでした。
そして、その後も検査が続きました。
心不全もあり、心臓弁膜症もひどくはないけれどあるとのこと。
ただ、心タンポナーデの原因として多いのが腫瘍なのだそうで、今回のエコーではそれが見られなかったが
はっきりさせたいのなら、CTスキャンの撮れる大きな動物病院を紹介するとのことでした。
ただし、悪性腫瘍、血管肉腫などが原因だとわかった場合、抗がん剤治療をしても、それほど延命できる可能性は少なく、
長くて余命2カ月だと伝えられました。
このほか、心電図、他の部位のエコー、血液検査などこの動物病院でできるすべての検査をしてもらいました。
膵炎も診断され、そちらの治療もはじめてもらいました。
結局、今日だけで費用は10万円ほどかかりましたが、鈴ちゃんの命には代えられません。
少しでも鈴ちゃんが心地よく生活できること、それを優先したいと私は思っています。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
読んでいるだけで胸が一杯になり、涙が出てきました。
鈴ちゃん、苦しかったんですね。でも、原因がハッキリしたのは何よりでした。これで辛いけど、治療へ前進できますね。
少しでも苦しさが緩和されますように。
この日、急いで別の動物病院で診てもらえて本当によかったです。そこですぐに心タンポナーデの処置をしてもらえたのが、不幸中の幸いです。でも膵炎のほうもひどくて・・・・。少しでも回復してくれることを願っています。
犬の場合、つくづく症状が出た時には、すでな手遅れになっていることも多いんだろうなと思いました。
あまり吐くことがなかった鈴が吐いたので、念のため・・と思って最初の動物病院に連れて行ったのですが、実際そこでは病気をみつけられず…そこで時間を費やしてしまったのは、私の失敗です。