こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

ホクレンより、北海道米生育状況【8/1現在】

2012年08月10日 17時19分45秒 | Weblog
ホクレンより、8月1日のデータではあるが、北海道米生育状況が届いた。

●概況(8/1)
・7月の天気は、前半は低気圧や気圧の谷の影響で曇雨天の日が多かったが、後半は高気圧に覆われ晴れた日が多かった。
・期間を通しての月間平均気温・降水量・日照時間は何れも平年並に推移した。
・8月1日現在における水稲の生育は平年並に推移している。

●空知管内(8/1)
□「水稲」は、気温が高く推移したため生育は順調であり、茎数も多い。生育は順調。葯長調査結果も各地区1.8mm以上を確保しており、今後1か月間の登熟期間の状況次第では、平年並以上が見込まれる。
□病害虫も少なく、出来秋の収穫量に影響が生じることは無さそう。
□7月下旬の天気は、期間を通じて晴れた日が多く、雨は全く降らなかったが、31日に中空知を中心に強い雨が降った。4~5半旬の気温は、ほぼ平年並に推移したが、6半旬に入り30度を超える真夏日が続いた。日照時間は、平年よりかなり多かった。

●上川管内(8/1)
オホーツク海高気圧の影響で気温の低い日もあったが、期間を通して好天の日が多かった。
気温は各地域とも期間中盤に低温の日が続いが、後半真夏日が続き、期間を通しての気温は平年より高かった。
□冷害危険期の低温から、不稔の増加への影響が心配。
□開花期に気温がグっと上がったことから、受粉は順調に進んでいると思われ、不稔を低減させる要素になったのではないかとの普及センターの見解。
□8月のお盆明けより、普及センターにて不稔調査を開始致します。
□また、開花期前に低温となったため、出穂を待った稲が多く、それからの高温で一斉に出穂したため、”揃い”は例年より良いとのこと。
(低温も悪いことばかりではない)

●函館管内(8/1)
□平均気温は平年並~平年より高く、降水量は平年並~平年より少なく、日照時間は一部を除いて平年並~平年より多かった。
□おおむね平年並みの生育で推移している。

●石狩管内(8/1)
□期間の後半は気圧の尾根の中で晴れた日が多かった。平均気温は平年並だった。降水量は平年より多く、日照時間は平年よりかなり多かった。
□生育は平年並であるが、ほ場間差がやや目立った。

●留萌管内(8/1)
□生育は平年並だが、出穂期にばらつきがある。
□7月を通して気温・日照量は平年並、降水量はかなり少なかった。

●網走管内(8/1)
□19日~23日の間はオホーツク海高気圧の影響により曇りや雨になり気温がかなり低かったが、24日から好天が続き、28日には真夏日となった。31日には大気の状態が不安定となり、局地的に大雨・降雹・突風が観測された。
□気温は19日~23日は平年に比べかなり低かったが、25日以降気温が高くなり、期間を通しては平年並みだった。

10日の現状だと、北海道は冷害危険期を超え安定期に入り、このまま例年通りいくと、平年並みかそれ以上か…との見込となっているとのこと。
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『ゆめぴりか』のブランディングの原稿を書くことに

2012年08月10日 13時38分28秒 | Weblog
某出版社から
「ゆめぴりか」を含め道内産地のブランド化を支援してきた西島様に、専門家の視点から、「ゆめぴりか」の食味やこれまでのブランド化戦略(「ふっくりんこ」「おぼろづき」など北海道の他の銘柄や「つや姫」など競合銘柄との比較を含め)の評価に加え、トップブランドとしての定着に向けた今後の課題と期待について、ご執筆いただければと考えています。
という要望が来た。

ページ数としては、3,600字(400字9枚程度)なので、多いような少ないような、中途半端なページ数なのだが、北海道内の農業生産者を主な読者層とする本なので、協力することにした。

月末までかかってしまうと、またバタバタとして時間が作れなくなってしまう可能性があることから、大半を、このお盆の時に書いてしまおうと思っている。
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佐賀県「七夕こしひかり」の新米を販売始めた

2012年08月10日 09時40分15秒 | Weblog
昨日昼に入荷した、佐賀県「七夕こしひかり」の販売を、今日から本格的に始める。


本当なら、昨日から全力投球で販売していきたかったのだが、昨日の店舗内には、その余裕は無かったのだった。

「七夕こしひかり」は、極早期栽培のコシヒカリで、佐賀県で一番最初に収穫されるお米。
毎年、旧暦の七夕(8月7日前後)に収穫されることから、「七夕こしひかり」と命名されている。

九州では、佐賀県を含め、いくつかの県で早期コシヒカリが栽培されているが、「七夕こしひかり」は、佐賀県特別栽培農産物の基準(旧表示:減農薬・減化学肥料栽培米)で栽培されている。
栽培特徴としては、2月の寒いときにビニールハウスをかけて苗をつくり、気象条件的に厳しい取組みとなるため、きめ細かな水管理により栽培し続けているし、堆肥・有機質配合肥料を使用して栽培するお米なので、環境に優しく自然の恵みをいっぱい受けて育っている。

さらに、旧暦の七夕(8月7日前後)に収穫される、お盆前の暑い日に刈り取りをしるため、収穫後2時間以内に、風による乾燥をして、品質重視の米づくりを心がけている。

この時期で、生産者直送ではなく、JAからシッカリと管理されて流通してくる特別栽培農産物は無く、「七夕こしひかり」が毎年、全国第一便となっている。

「七夕こしひかり」の生産地である佐賀県の白石平野は、佐賀県の南西、杵島郡の東部に位置し、東西15km、南北9.5km、総面積8600haで六角川下流に広がっている。
また、農地のほとんどが海抜3m~6m程度の干拓地。
土質は重粘土で地力に富み、気候は平均気温15.7℃、年間降水量1,844mmと比較的温暖で、稲作には最適の土地柄。

販売時期は、数量限定での入荷となっていることから、例年通り、9月中旬までとなってしまうだろう。
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