こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

山形県から生産者が来る

2012年08月18日 17時47分36秒 | Weblog
午前中、山形県から生産者とテレビ局が訪ねてきた。
といえば、自分をよく知っている人なら、誰が訪ねてきたかは想像できるかもしれない。
そう「南陽市の黒澤さん」である。

自分が取引しているのは、ハチミツを使用して栽培している「ハチミツ米:夢ごこち」。
イチロー選手が食べているお米と言えば、判る人もいるかもしれない。

今回訪ねてきたのは、昨年の震災以降からの「風評被害と消費地の現実」を、山形で放送していくため。

自分が山形県というより、東北全体に言いたいことは、「この1年以上、いったい何をしてきたのかということ」。
風評被害をとるための努力。
産地を復活させた行くための計画。
などなどを、シッカリとやってきたのかということ。

産地側としては「やっている」と声を揃えて言っているが、消費地に届かなければ、それは「言っていない」と同じこと。

山形だけではなく、日本全体の問題として、モタモタはしていられない。

なん度も言っているが、今年は、全ての産地のブランド米が消え去り、完全にリセットされている状態。
だから、スタートをしたものが強いのだ。

山形県の中では、なかなかそういう動きにはならなかったのだが、今回、黒澤さんのほうから「産地としての動きが、始まろうとしている」ということを聞いた。
「出来れば、協力してほしいとも言われたので、それについては、即答で了承した。

1人の生産者のためだけのブランド化はしないのだが、地域をあげてのブランド化には、積極的に協力しているからである。
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各店の真価が問われるかも

2012年08月18日 14時34分38秒 | Weblog
お米屋同士が使用しているFacebookに、新米「千葉県産ふさおとめ」の流通価格が紹介されていた。

「千葉県産ふさおとめ」となれば、今までスーパーもお米屋さんも、価格訴求扱いだったろうと思う。
よって「千葉県産ふさおとめ」を、5kg2500円以上で販売するなんて、考えていなかっただろう。
しかし、今回の流通価格を見てみると、5kg2500円にしないと、利益がないのではと思える。

「千葉県産ふさおとめ」のこの流通価格。
ということは、「千葉県産ふさこがね」も、ほぼ同じ。
ならば、「千葉県産コシヒカリ」は、さらに高めとなるであろう。

高品質・良食味のお米を仕入れて、しっかり販売していくためには、お米の流通価格の暴落ほ待っているのではなく、積極的に価格を見直させければならない、大切な時期となってのではないだろうか。

「町の人達のために、少しでも安く」という気持ちもわかる。
では「生産者の気持ちは」「産地の将来は」
それも考える時期になっているだろう。
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