gooのニュースに、「TPP交渉参加へ関税撤廃前提とせず…日米首脳 2013年2月23日(土)13:52」というのがあった。
(読売新聞)【ワシントン=池松洋、小川聡】安倍首相は22日午後(日本時間23日未明)、米ホワイトハウスでオバマ大統領と初の首脳会談を行った。
両首脳は、環太平洋経済連携協定(TPP)に関し、すべての品目の関税撤廃が前提ではないとの方針を確認し、共同声明として発表した。
首相はこれを踏まえ、TPP交渉への参加を近く表明する意向を固めた。
会談で両首脳は、北朝鮮の核・ミサイル開発について、核実験に対する国連安全保障理事会の追加制裁決議の採択を目指すとともに、ミサイル防衛(MD)の強化で一致した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設を進展させる方針も確認した。
TPPに関する日米共同声明では、「全ての物品が交渉の対象とされる」と指摘したうえで、
〈1〉日本には一定の農産品、米国には一定の工業製品というように、両国ともに2国間貿易上のセンシティビティー(慎重に扱うべき事柄)が存在する
〈2〉最終的な結果は交渉の中で決まっていく
〈3〉交渉参加に際し、一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではない――との3点を確認。
日米の事前協議に関連し、自動車と保険部門に「残された懸案事項」があると指摘し、米側の要望も踏まえて必要な協議を続けることも明記した。
というもの。
安倍首相は、TPP交渉への参加を近く表明する意向を固めたそうだが、TPPの拡大交渉参加国は、ルール策定を巡る交渉を3月、5月、9月に開く方向だそうで、日本が交渉に参加するためには、米議会の了承を得る必要があり、結論が出るまで90日かかるそうだ。
ということは、実際に交渉に参加するとしたら、最短で9月の会合からになる。
反対は、止める事が出来るのだろうか。