こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

外国産に負けた産業が、また一つ

2013年02月28日 18時08分27秒 | Weblog
gooのニュースに、「1万円札の原料」ミツマタ危機 出雲の加工所閉鎖へ 2013年2月28日(木)11:45 という記事があった。

内容は以下の通り
1万円札など紙幣の原料になるミツマタを加工する島根県出雲市の「みつまた生産用施設」が、3月末で閉鎖される。
森林の荒廃が目立つ中、かつて林業復活の拠点として期待されていただけに、残念がる声も強い。
そんな中、数少ないミツマタ生産農家、同市別所町の荒木博則さん(77)・辰也さん(48)親子は「林業を守ろう」と出荷作業に懸命だ。

同施設は昭和63年、旧佐田町森林組合(現・市森林組合)が新林業構造改善促進事業の「特用林産物生産施設整備」で佐田町の須佐神社近くに整備。生産者が伐採して持ち込んだミツマタの原木から黒皮をはいで乾燥させて貯蔵、さらに、表皮をむいた白皮にして、紙幣にするため同市内にある国立印刷局出雲出張所に納入していた。

関係者によると、最盛期は農家100戸余りが白皮約35トンを生産していたが、冬場の作業は重労働で生産者が激減、現在は数軒が出荷しているだけ。
このため、同出雲出張所も3年前に閉鎖したという。

市森林組合の田部昌徳専務は「赤字が続き、施設も老朽化したので、昨年末の理事会で閉鎖を決定した。
残念だがやむを得ない」としている。

荒木さん親子は、自宅裏山に自生するミツマタの原木(長さ2~2・5メートル、直径5~8センチ)を年明けから伐採、約20キロごとに計250束を準備、岡山県内の業者に1キロ40円で納めるという。
辰也さんは「山仕事は大変だが、何とか伝統産業を守っていく」と話す。

■ミツマタ 中四国地方の特産木。
コウゾ、ガンピとともに和紙の原料になり、明治以降は紙幣の原料として使用。国立印刷局によると、白皮加工したものは年間約100トン必要だが、うち9割は商社を通しネパール、中国から白皮を購入。
国産は外国産より約4倍の値段という。

TPPが動き出すことによって、さらにこういう事は多くなるのは明らか。
日本の品質が悪くて使えないというのであれば、それは致し方ないことなのだが、日本の物が高くて使えないというのであれば、何かが違っているのではないだろうか。

そういう理由であるのなら、森林が荒廃していくことに。
山から野生動物が街に降りてすることについて、とやかく言えないと思う。
当り前の事として、自然体系が保てないから起きている事なのだから・・・

それが判っていても、TPP、やりますか?????
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ひな祭りにはチラシ寿司

2013年02月28日 17時51分52秒 | Weblog
3月3日のひな祭りに向けて、ちらし寿司に合うお米を、スズノブHPのトップで紹介しはじめた。

今までは、あまりこういう紹介の仕方はしていなかったのだが、マスメディアに新品種を紹介したりするときに、必ず「このお米に合う、ご飯の友」とか「合う料理」という話題になることから、今回のような紹介を始めてみたのだ。

ちなみに、ひな祭りに食べられる食品としては、菱餅、雛あられ、鯛や蛤の料理(吸い物等)、ちらし寿司がある。
さらに、地方によっては飲み物として白酒、生菓子の引千切などもある。
それこそ、地域によって、文化の違いがあるということだ。

なんか、遠回しに物を言っているように聞こえるかもしれないが、実はそうであり、遠回しに、ちょっと今の風潮に対して、否定もしているので・・・

自分としては、いくら美味しいからといっても、奇抜なご飯の友については、あまりお薦めしていない。
始めは美味しいと思っても、直ぐに飽きてしまったり、鼻について、逆に食べられなくなってしまったりするからだ。

やはり、伝統的な食文化に対しては、伝統的な食べ方をしてほしいと思っている。
なぜなら、それが一番飽きが来ないし、食べやすいし、美味しいし、旬の良さも味わえるからだ。

で、ちらし寿司にエビを入れる理由は「長生き」を意味し、レンコンは「見通しがきく」、豆は「健康でまめに働ける」とされているから。
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生き残り策を考えなければ

2013年02月28日 16時47分32秒 | Weblog
19日はJAさが。20日はJAきたそらち北竜支所。22日は笠間市上郷地域うまい米づくり研究会。23日はJA花咲ふくい。26日は青森県西北地域。今日は高知県農業試験センターと、ほぼ毎日、産地と打ち合わせなどをしている。

特に、TPPが動き出すと判ってからは、打ち合わせの内容についても、ブランド化よりも、いかに産地が生き残る事が出来るかの話に変わってきている。
しかし、これは難しい問題だ。

自分はTPPについては、7年後と踏んでいた。
だから、5年以内に計画を立てて、2年間の試運転と考えていたのだが、そんな余裕も無くなってしまった。

直ぐに生き残り策を考えなければならないのだが、それを考えるためには、地域で一定の方向性をもって取り組んだことがあるか、その時にある程度の効果や成果があったかが、最低条件となるだろう。

それが無いというのであれば、最初に、どこまでの計画を立ててよいかが判らないので、正直言って辛い。
過去のデータがなければ、想像で全体的なイメージを作り上げなければならない。
でも、データが無ければ、その地域の平均が判らない。

厳しいな。
産地や地域のデータなんて、自分は持っていないものな。
産地や地域から、聞いた情報だけでのイメージ計画・・・
そんなもの、通用するのかな?
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「聖域」が判断基準 交渉参加是非で強弁

2013年02月28日 15時56分53秒 | Weblog
これも日本農業新聞e農netで、「「聖域」が判断基準 交渉参加是非で強弁 首相 (2013年02月28日)」という記事が出ている。

内容は以下の通り
安倍晋三首相は27日の参院予算委員会で、TPP交渉参加の是非の判断基準は「『聖域なき関税撤廃』かどうかだ」と述べた。
自民党が衆院選で掲げた6項目の判断基準のうち「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、交渉参加に反対する」以外の5項目は交渉参加後に守るべき基準だとの認識も示した。生活の党のはたともこ氏(比例)への答弁。

また、民主党の福山哲郎元官房副長官が「自民党議員の多くがTPPに反対している」と指摘し、交渉参加の是非の判断に関する首相への一任が党全体で支持されているかどうかをただした。
これに対し、首相は「総裁が決めたことには最終的に従い、それをのみ込んだ上で次の選挙に臨む。それが自民党だ」と強気の姿勢を示した。

自民党は衆院選で、「聖域なき」の他、(1)自動車などの数値目標は受け入れない(2)国民皆保険制度を守る(3)食の安全安心基準を守る(4)投資家・国家訴訟(ISD)条項は合意しない(5)政府調達・金融サービスなどは、わが国の特性を踏まえる――の5項目も判断基準として掲げた。

しかし、首相は答弁の中で「(「聖域なき」だけが同党の衆院選の)公約集に載っていること。それ以外の5項目は(同党の総合政策集の)Jファイル、つまり 自民党の目指すべき方向性が書いてある中に記述されているものだ」と説明。
「交渉参加の条件としては 『聖域なき関税撤廃』かどうかということだ。TPPについて、その後、(交渉)参加・交渉して最終的に条約として批准する中で、残りの5項目がこういう状況であってはならない、という建て付けになっている」と 述べた。

同党外交・経済連携調査会は、これまでの会合で6項目は全て同列であると確認。
27日には、6項目に沿って「守り抜くべき国益」を決議した。
首相の発言には、自民党内や有権者の認識との開きがあり、今後、波紋を広げる可能性がある。

そうだよな。
指摘されている通り、段々と首相の発言と自民党内や有権者の認識とには、開きが出来て来ていると思う。
これが広がれば、完全に自民党は、おかしなことになっていくことだろう。
さて、どうなることやら。
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自民調査会がTPP交渉で決議 是非めぐり正念場

2013年02月28日 15時51分15秒 | Weblog
日本農業新聞e農netに「自民調査会がTPP交渉で決議 是非めぐり正念場 危機感噴出、離脱論も (2013年02月28日)」という記事が出た。

内容は以下の通り
「ならぬことはならぬものです」――。
27日に開かれた自民党外交・経済連携調査会では「環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に対する決議」を採択、出席した議員が会津武士道の教えを復唱するなど慎重な対応を求める意見が続出した。
決議は議員の危機感を反映したもので、党の正規機関である調査会が採択した意味は大きい。
安倍晋三首相は議員の声や決議をどう受け止めるのか。
安倍首相は「早期に判断」する意向で、永田町は張り詰めた空気に包まれている。

会津武士道の教えを復唱したのは衆院・福島県4区選出の菅家一郎氏。
「ならぬものはならぬ。(衆院選で掲げた)6項目の公約が守れない状況になれば、自民党は国民の信頼を失うことになる」と力説し、慎重論の口火を切った。
これに呼応したのが衆院・北海道4区選出の中村裕之氏ら。
中村氏は「(地元のJA)組合長数人から『(自民党に)勝たせて失敗だった』との声が上がっている」と報告し、首相が仮に交渉参加表明をした場合、7月の参院選への影響は避けられないとの危機感を示した。

宮路和明元厚生労働副大臣は、昨年の衆院選で当選した294人の同党議員のうち、報道機関などの調査で189人がTPP反対と回答し、賛成の28人を大きく上回ったなどと説明。
その上で日本が仮にTPPに参加した場合、国全体で経済効果があっても「地域経済はめちゃくちゃになる」と述べた。

ただ、自民党はTPP交渉参加の判断時期について安倍首相に委ねた。

党の決議は、首相の判断を左右する決定打とはならない。
このため首相が万が一、交渉参加を判断し、決議で示した「国益」を守れないような状況に陥るようなことがあった場合、「交渉からの離脱を選択肢」として考えるよう求める意見も出された。
金田勝年元外務副大臣らが述べた。

これに対して、加藤勝信官房副長官は「離脱は参加した場合で、今はその前の段階だ」と答えるにとどめた。
川口順子元外相が決議について「今出すのは残念。内容も残念」と述べ、交渉参加の是非は政府の専権事項とする持論を展開する場面もあった。
というもの。

「ならぬものはならぬ」
そうだよな、会津武士道の教えは、重く響くな。

「(地元のJA)組合長数人から『(自民党に)勝たせて失敗だった』との声が上がっている」というのは、どうかな?
そんなこと初めから判っていた事だから、いまさら言ってもなぁという感じだけれど。
言わずにはいられないか。
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おはよーニャンコ

2013年02月28日 09時15分57秒 | Weblog

今日は、2時からニャンコたちは運動会。
朝になって、休憩中のようだ。
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