13:00~16:30まで、和穀の会と産地が記入したシートについて、色々と評価をしていた。
自分が今回の事をブログなどで投稿した事で、色々な産地がザワザワ。
直接問い合わせも来たほどだし・・・
で、結論からすると、全員落第。
なぜかというと「記入漏れ」というか、記入出来て当然の部分が記入されていないのだ。
産地として、自分たちのブランド米に対して、しっかりとした計画を立てていないという事が、一瞬にしてバレバレとなってしまった。
よって、全ての産地に対して、再提出をお願いする事になった。
再提出の期限は6月末。
何故なら、和穀の会が取り扱っている産地の説明会が、7月末頃から、東京・大阪・名古屋の3か所で始まるからだ。
そして今回からの産地説明は、このシートに基づいた、具体的な差別化内容だけを説明してもらう事にしたいのだ。
産地の説明などは、資料を読めば判るし、それだけでは説明できない情報についてはFacebookで説明してくれれば済むからである。
限られた時間を、限りなく有効に使いたいという本音もある。
口で「差別しています」は聞き飽きた。
今回からは「差別の効果・効力」の説明を、目標としたデータに基づいて聞きたい。
簡単に言えば、スーパー・量販店で売っているお米と、高く売りつけている「差別化米」と言われるお米との違いを、よりハッキリと米屋に対して説明しろという事だ。
記入出来ないというのは、たぶん産地は説明出来ない。
そんなお米を、ニコニコしながら高く買うほど、もう自分たちは優しくない。
説明できないのなら、スーパーや量販店に対して産地が売っている、安い米でいい。
その方が、自分たちも楽して売れるのだから。
産地は、反省しなければ駄目だろう。
実は今日になって、和穀の会が全ての産地に対してシートを渡していないという、「オイオイ」と突っ込みたくなる様な事が分かったのだが、全てからシートを受け取っても、結果としては変わらなかっただろう。
という事で、これから和穀の会の中で、今回の事について検討し直す事になった。
そして6月末を期限に、今回は和穀の会と取引をしている、または今年から取引を始める全ての産地に対して、シートを送って回答してもらう事になる。
考えておいてもらいたいから、記入項目をお知らせしておく。
1.名称(ブランド名)
2.環境:産地・地域・品種・生産者
3.技術:栽培・安全・種子更新・施肥基準・品質向上技術
4.選別・品質(目標値):網目・色選・食味値・タンパク値・千粒重・整粒歩合
5.流通:ルート・流通域・集荷
6.PR:特徴・提案・広報・付加価値
記入は、たったこれだけ!
注意してもらいたいのは、和穀の会に流通させているお米だけを記入するのではなく、慣行栽培(一般米)・特栽・差別化米など、産地で分けて販売しているものについて、全て記入してもらう必要があるという事。
理由は、実際にハッキリと差別化されているのかを確認したいからである。
(どこにも違いが無いのに、自分たちの流通だけ価格が違う、なんて事実もあるから)