日本農業新聞e農ネットに「15年産 全量落札 転作対応で産地が選択 政府備蓄米 (2015/6/25)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
農水省は24日、JAなどから買い入れる政府備蓄米の2015年産の入札が終了し、累計落札数量が年間買い入れ枠である25万トンを満たしたと公表した。
15年産米の生産数量目標が減る中、政府備蓄米は転作扱いとなることから、産地側の意欲が14年産に続き高かった。
年間枠が全量、落札となったのは2年連続。
23日の最終の第8回入札で、年間枠のうち残っていた1184トンが提示され、全量が落札した。
15年産米は、在庫水準の適正化に向け、生産目標数量を上回る生産調整に取り組むための自主的取組参考値を14年産から26万トン減らした739万トンに設定した。
政府備蓄米は、その枠外で作付けできる。
14年産の大幅な米価下落を受け、生産者は主食用米と遜色ない水準の手取りが見込めることから、多くの産地が政府備蓄米の作付けに積極的に取り組むとみられる。
同省は「備蓄米制度が生産者に支持されてきている」(貿易業務課)と説明する。
東日本の主産地では「15年産は、主食用米の需給を引き締めて米価を浮揚させたいと、産地に『まず備蓄米を固めよう』との心理が強く働いた」とみる。
政府備蓄米は不作などの事態に備え、国がJAや生産者から米を買い入れる制度。
11年産から事前契約で買い入れる「棚上げ方式」を採用している。原則、毎年20万トン(13、14、15年産は25万トン)を買い入れる。
備蓄後は飼料用など非主食用として20万トンを販売しながら、100万トン程度の備蓄を保っていく。
14年産で初めて年間枠全量が落札となった。
というもの。
こういう制度も、時代遅れなのだろう。
パンドラの箱の蓋が開けば、保護政策、そのものの存在が問われ始める。
頼らない産地作りを急いでもらいたい。
内容は以下の通り
農水省は24日、JAなどから買い入れる政府備蓄米の2015年産の入札が終了し、累計落札数量が年間買い入れ枠である25万トンを満たしたと公表した。
15年産米の生産数量目標が減る中、政府備蓄米は転作扱いとなることから、産地側の意欲が14年産に続き高かった。
年間枠が全量、落札となったのは2年連続。
23日の最終の第8回入札で、年間枠のうち残っていた1184トンが提示され、全量が落札した。
15年産米は、在庫水準の適正化に向け、生産目標数量を上回る生産調整に取り組むための自主的取組参考値を14年産から26万トン減らした739万トンに設定した。
政府備蓄米は、その枠外で作付けできる。
14年産の大幅な米価下落を受け、生産者は主食用米と遜色ない水準の手取りが見込めることから、多くの産地が政府備蓄米の作付けに積極的に取り組むとみられる。
同省は「備蓄米制度が生産者に支持されてきている」(貿易業務課)と説明する。
東日本の主産地では「15年産は、主食用米の需給を引き締めて米価を浮揚させたいと、産地に『まず備蓄米を固めよう』との心理が強く働いた」とみる。
政府備蓄米は不作などの事態に備え、国がJAや生産者から米を買い入れる制度。
11年産から事前契約で買い入れる「棚上げ方式」を採用している。原則、毎年20万トン(13、14、15年産は25万トン)を買い入れる。
備蓄後は飼料用など非主食用として20万トンを販売しながら、100万トン程度の備蓄を保っていく。
14年産で初めて年間枠全量が落札となった。
というもの。
こういう制度も、時代遅れなのだろう。
パンドラの箱の蓋が開けば、保護政策、そのものの存在が問われ始める。
頼らない産地作りを急いでもらいたい。