ブログなどで何度か書いているが、来年3月に向けた大きな企画のために、今までのしがらみなどを無くして、平等に産地の選定を始めている。
そして今日の午前中も、さらに違う異業種の人と、産地のためのコラボが出来るのかの話をしていた。
産地選びとなると、数年前までであれば、付き合いの深い産地を優先していたと思う。
しかし、パンドラの箱の蓋が開くことが判っている中での、これから展開していく異業種コラボについては、そんな事は判断材料にならない。
産地の大小や生産量などでの判断は無い。
ブランド米が、有るか無いかでもない。
どのくらい産地として生き残りたいのか。
そして、どれほど自分たちの地域を守りたいのか。
そのために必要な事を、どれだけ消費者に分かりやすく提案し続ける事が可能なのか。
今は、そういう産地側からのアクションで選び始めている。
そのための試験が、産地に対して自分が要求している、Facebookでの情報発信と、先月末までとして要求していたB4用紙1枚の記入シートだ。
予算をかけずに。
誰が見ても読んでも、日々の産地の事が判る。
地域としての活動が伝わる。
生産者の思いが伝わる。
産地として生き残るためには、絶対に、どこの産地でも考えている事であろう。
自分からすれば、「なら、やれば」という簡単な答えしか出てこない。
なのに現実として、なかなかJAとしてとか、グループとしてとか、ブランド米として立ち上がってこない。
なんど催促をしてもだ。
あーだ、こーだと屁理屈ばかり言っているだけ。
そして、もう1つの試験である、B4用紙1枚の記入シート。
たかが用紙1枚である。
真剣にブランド米ということについて考えていた産地なら、5分もかからずに記入できたことだろう。
口だけだった産地は、どんなに考えても、記入できない項目があった事だろう。
これらの試験結果ついては、金曜日にスズノブ本店で、「和穀の会」と共に合否判定を始めていく。
当然不合格となった産地につては、危機管理が出来ていない=消費地に対する計画が無い=情報発信の意味が判っていない=生き残る気持ちが無いという事で、取扱数量の「減少」や取引価格の「下げ」となるかもしれない。
いずれにしても、自分が蒔いた種の結果なので、産地として文句は言えないだろう。