今日の午後、全農あおもりと田舎館村の「稲華会」とJA津軽みらいと、今年の秋からスタートする「特別栽培米 青天の霹靂」と「特別栽培米 あさゆき」をブランド米として販売していくための打ち合わせをしていた。
自分が「特別栽培米 青天の霹靂」と「特別栽培米 あさゆき」のブランド化していくにあたって、対比しているのが新潟県「新之助」。
(マスメディアも同じように考えているみたいだし)
朝ご飯用の「青天の霹靂」と「あさゆき」に対して、お弁当用の「新之助」。
お米の特徴のポジションが違うので、ブランド戦略としては重なり合うことは無いだろう。
しかし、衰退している消費地に売り込んでいき、消費者を獲得していかなければならないというのでは同じ。
消費地で消費者を獲得していくためには、何度も言っているが、産地からの情報が一番効果的。
特に今回は、「青天の霹靂」と「あさゆき」の2本立て。
産地としても発信しやすいし、差別化の情報も出しやすい。
残念ながら、今の青森県が発信している「青天の霹靂」の情報では、消費地は物足りない。
欲しい情報は、「どんなお米なのか」「消費者にとって価値があるお米なのかという事」。
全てを青森県にお願いするのは、流石に無理であることは判っている。
なので、「青天の霹靂」と「あさゆき」の差別化という部分については、「全農あおもり」の出番だろうと思う。
そして、品質と流通確保については「JA津軽みらい」の出番。
ポテンシャルを引き出した栽培技術への挑戦は、田舎館村の「稲華会」の出番だと思う。
誰かが動かくなくってしまっても、青森県のブランド戦略は止まってしまう。
慣行栽培でのブランド化は、時代として無理であることは、今までの打ち合わせで判り始めていると思う。
今年の秋までに、どこまで動くことが出来るか。
何処まで新潟県「新之助」と比較される産地に成れるか。
来年まで引っ張ってのブランド戦略は、青森県にとってマイナスでしかない。
攻めるのであれば、今年が最良の年だと思う。