力が活かしきれない。
発揮できないはずだ。
くすぶるだけだ。
住む世界が違う。
こっちの世界に来なさい。
この世界にこそ、存在価値がある。
何十ものヘッドハンティングからいわれ続けている言葉。
そして、その説得の言葉の中の中には、真実も入っている。
ぐらっとする時もある。
自分の年齢からすると、ラストチャンス。
試してみたいという欲望もまだある。
こんなところで終わりたくないという思いもある。
自分は、この世界に入った時に絶望した。
自分の居所はあるのか。
あるのなら、それは何処なのか。
朱に染まる気持ちは無かった。
妥協する気も無かった。
負ける気持ちも無かった。
その中で作り上げた、自分の立ち位置。
ある意味、不動の立ち位置だろう。
そのために必要となったのかが、等価交換。
自分の人生が対価。
トップになることは許されない。
道を作ることはあっても、自分が歩いてはいけない。
この世界で、自分は捨て石でしかない。
自分は、それを胸に刻み込んでいる。
しかし、先が無くなってきた自分。
その中で湧き始めている、自分への不満。
不平等な等価交換だった。
いまさら、どうにもならないが・・・・