今日から、27日にJA新すながわのJA職員とカエル倶楽部・ゆめぴりか協議会に対して話をする、ブランド化戦略の資料作りを始める。
JA新すながわの人たちに対して、いまさら「ブランド化計画」レベルの話をする気持ちは無い。
その程度の話であれば、何度もしているので、既に聞き飽きていると思うからである。
したがって、今回作る資料は、「ブランド化戦略」に特化した資料である。
JA新すながわは、北海道の中での魚沼で終わらせてしまうか、日本の中の魚沼となるのかの、大きな決断しなければならない時期となっている。
なので、今回の資料は、1ページ目からショッキングな内容となってしまう。
スリム化して進むか、重荷を背負ったまま進むか。
どちらでも良いとは思うが、しっかりと覚悟を決めておく必要はある。
そうでなければ、のちのち、もしもマイナスとして影響が出てしまった時に、全く対応出来なくなってしまうからである。
次に決めなければならないのが、高度クリーン栽培と特別栽培米とブランドについて。
これについて、実は、ハッキリト決まっているようで、グレーの部分が多く残されている。
なので今回、このグレーの部分を少なくしなければならないと思う。
次の時代のためには、グレーはタブー。
白か黒か、ハッキリトさせておいた方が良いと思う。
そして、故山口さんが作った「ゆめぴりか憲章」の、全面的な見直しと言うか、大幅なグレードアップである。
既に「ゆめぴりか」が誕生してから数年が経ち、低品質・低食味の「ゆめぴりか」の流通が増え続けている事から、「ゆめぴりか」のブランド価値も無くなってきている。
その中で、本物の「ゆめぴりか」を伝えるためには、様々な「基準」と言うものの存在を、消費者に判りやすく教える必要がある。
そして、その「基準」の1つが、ブランドシートである。
であるが、ブランドシートは、消費者に見せても、まず判らない。
しかし、産地の人たちが見れば、産地として何を目指しているのかが、丸見えとなってしまう。
ブランドシートは見せられないが、産地としての取り組みは、消費者に知ってもらいたい。
そうなった時に効力を発揮するのが、「憲章」である。
しかし「憲章」は、個人で作ったとしても意味は無い。
地域として作って実行するからこそ意味がある。
JA新すながわには、「ゆめぴりか」の誕生の時から「ゆめぴりか憲章」は存在していた。
そして、その「憲章」を守り育てて来た結果、今の「JA新すながわ ゆめぴりか」がある。
今回、日本一を目指し「魚沼」に追い付き追い越すために、この「ゆめぴりか憲章」をグレードアップさせたい。
昨年、極低タンパク栽培の6.3%以下を、6.4%に引き下げる提案をし、1人でも多くの生産者の手取りを上げようと提案したが、即決で断られた。
その意識の高さがあるのなら、「ゆめびれか憲章」は、簡単にグレードアップ出来ると思う。
そして、それを提案するのが、今回の「ブランド化戦略」という資料である。