昨日、キッコーマン東京本社で、自分がキッコーマンと某スーパーに対して話していた内容は、米業界としては、喉から手が出る程に、ほしい内容であったろう。
今までなら、米業界の将来を最優先に考え、貴重な情報は、米業界以外には流していなかった。
であるが、米業界は自分の知識やノウハウを使ってくれない。
情報を共有してほしい、協力してほしいと思っても、違う情報になってしまっていた。
お米の世界は、次の時代に移らなければならないのに、何時まで経っても「昭和」が当たり前で、「平成」は数える程しかない。
米屋も、ネットワークが構築されていても、やっぱり独りぼっちの個人経営のまま。
「時間がない。限界が来ている」という焦りばかりが、常に自分の中にはあった。
そして、「お米の世界が消える」と諦め始めた時に、和食つながりで、キッコーマンさんやクリンスイさんやロフトさん、卵業界さんやお弁当箱業界さんなど、違う業界と手を繋ぐ事が出来た。
であれば、自分の知識を出し惜しみせずに、和食というつながりの中で、自由に使って貰いたいと思った。
なので、なんとなく敵対関係みたいなイメージであるスーパーさんに対しても、貴重な情報を大量に伝えた。
もしも、スーパーさんが、自分が伝えた情報を使いこなせるとしたら・・・
米屋にとっては、まさに最悪となるであろう。
しかし、それも時代。
米屋が生き残りたいと思うなら、時代を変えれば問題はないはず。