こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

それが答え

2019年02月24日 22時19分33秒 | Weblog


成長期の途中で止まってしまって、完成に消滅してしまった、地域ブランド米。

もう1度、復活させたい。
その思いは、嘘ではないようだ。

しかし、そのブランド戦略は自分が作ったもの。
自分が関わっていながら、産地が潰してしまったブランド米。

もう1度と思っても、自分には相談が出来ず、色々な人に相談してみたりしたそうだ。

しかし、自分が作った戦略を見せると、「出来ない」と、みんな逃げてしまったそうだ。

だから、もう1度、自分に相談をしたという。

自分は、作った事は覚えているが、その時に作った戦略資料は、かなり前に破棄してしまった。

なので、戦略資料を送ってもらって、当時の戦略を確認した。

やはり、駄目である。
時代が変わってしまっている。

当時は使えたが、今では1箇所も使えない。
であるが、産地は、以前の戦略を使いたいという。

だから、どうして使えないかを、何度も説明したが、理解はしてもらえなかった。

なぜ自分が断るのか?

それが答え。

自分の考え方が理解出来ないんだから、無理でしょ。
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差別化米

2019年02月24日 11時34分36秒 | Weblog


ブランド戦略が絡む事から、具体的な部分は避けるが、某産地に対して、某品種の作付け面積を増やしてほしいと、お願いしている。

差別化米・こだわり米を専門に取り扱っている卸の「はくばく」も仕入れて、会員の米屋に案内していく事も決まった。

「はくばく」会員の米屋からの信用も厚く、延び盛りの地域。

個性は強い系統ではあるが、癖をもたず、胃に重たくなく、口当たりものど越しも良く、粘り過ぎず食べやすく、冷たいおかずとの相性が良く、朝から1杯食べられ、冷めても味も特徴も変わり難く、お弁当にも使える品種である。

他店との差別化としては、生産量といい、品種の貴重性といい、米屋の囲い込み産地・品種として丁度良いはず。

興味がある「はくばく」会員の米屋は、問い合わせをしてみると良い。

先に手を上げた、早いもの勝ちとなる品種である。
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期待

2019年02月24日 10時46分24秒 | Weblog


どの産地も、どんなアドバイザーでも、当たり前のように「時間をかけて、シッカリとしたブランド米を作る」と言う。

「時間をかけて」って、何年?

お米は、1年1作。
生産者も、毎年歳をとる。

「時間をかけて」と言える場合、生産者の平均年齢は、65歳が限界だと思う。

それ以上なら、もう時間をかける余裕は無いと思う。
完成するまでの時間が足りない。

シッカリとしたブランド米にするには、まず10年は必要。
しかし、時間という限界が来ている事から、最長5年で考えなければならない。

緻密に考え、かなり強引に仕掛ければ、5年あれば、何とか形にする事は出来る。
でも、其処まで。

産地にとって必要な、ブランド米継続に必要な、「担い手を作る」迄には、5年ではならない。

5年位、常に右上がりのブランド戦略が続けられた結果、やっと、担い手が興味を持ってくれるようになるからだ。

つまり、全てが「時間切れ」となってしまったと言う事。

では、なぜブランド戦略を作り続けるのか、仕掛け続けるのかというと、数えきれない小数点以下の可能性に、まだ期待しているからである。
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無理だよな

2019年02月24日 10時17分46秒 | Weblog


ブランド米にしようと地域で動き出し、話題にもなったし、売れるようにもなっていた。
そのまま進む事が出来たのなら良かったが、地域の問題から途中で失速し始め、翌年には止まってしまい、最後は市場からも消えてしまった。

再ブランド出来ないか?
と言われても・・・

成長期に失敗して、完全に消えてしまったブランド米。

同じブランド戦略は、もう使えない。
一部修正程度では、どうにもならない。

やるなら、1から戦略を作り変えるしかない。

しかし、産地の高齢者が進んでいて、新しいブランド戦略を作っても、実行出来るだけの体力は、もう無いだろう。

あのまま進んでいたら・・・。

貴重で面白い品種だったから、頂点はむりだけど、良い所までは行けたんだけどな。

気持ちは判るけど。

もう無理だよな。
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