今回「ゆめぴりか」は凶作で、「ゆめぴりか」と名乗れる基準品は、全体の2割しかなく、8割は基準を満たす事が出来なかった。
したがってホクレンは、「ゆめぴりか」の基準外9割に「ふっくりんこ」1割をブレンドした「合組」の販売をスタートした。
自分としては、最良の対策とは思えないが、それでも北海道米のためには、仕方が無いとは思う。
自分も協力するべきだとは思うが、それが出来ない事態となってきた。
「ゆめぴりか」が、消費者から「粘らない、美味しくない」と言われるのは辛い。
自分が販売している「JA新すながわ ゆめぴりか」であるのなら、ある意味、諦めもつく。
しかし、消費者が「美味しくない」と言っているのは、ネット販売と、違う流通によって販売されている「ゆめぴりか」。
ホクレンとJA新すながわと一緒に、「ゆめぴりか」を頂点に座らせる戦略をしている自分としては、これ以上、「ゆめぴりか」の評価を下げる事は許されない。
なので、ホクレンとの約束で極秘販売する事となっていた、「JA新すながわ 農薬・化学肥料5割減・低たんぱく6.8%以下・高品質・高選別ゆめぴりか」の販売を、今日からオープンで販売する事にした。
生産量が極少量しかなかったため、全国の米屋に届けて販売してもらう事が出来ず、「ゆめぴりか」のブランド化に深く関わっているスズノブだけでしか販売する事が出来ない量。
なので、今まで販売せずに、何時から販売したら良いのかと、ずっとタイミングを見ていたのだ。
どこまで在庫が持つかは判らないが、「ゆめぴりか」が美味しくない、とガッカリしている方は、もう一度、この「ゆめぴりか」を食べてみて貰いたい。