日本農業新聞e農ネットに「過剰米対策 20万トン来秋まで保管 事実上隔離 「しっかり対応させる」 農相表明 (2014/11/26)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
西川公也農相は25日の閣議後会見で、今年産米の価格下落の理由の一つとされる売り急ぎの防止へ民間団体が検討している対策について、産地が20万トン規模の米を来年11月下旬まで出荷せずに倉庫などに保管しておく方向で調整していることを明らかにした。
西川農相は事実上の市場からの「隔離」であると表明した。
市場の過剰感が一定程度改善され、価格の浮揚につながるとの期待をにじませた。
ただ、今年産米を来年11月下旬まで産地の倉庫に保管する場合、古米扱いになる。
産地にとって差損が大きければ対策に乗りにくく、「隔離」効果の実効性も左右する。
同省には対策の具体的な内容を早急に示すことが求められる。
過剰米対策を検討しているのは、米の生産者団体や卸などでつくる「米穀安定供給確保支援機構」で、現在は農水省と相談しながら細部を詰めている。
生産者団体が負担する米の倉庫保管料は1カ月で60キロ40~70円。
ここを機構の資金を活用して支援し、産地の負担を減らすことで、出荷を遅らせることを検討していた。
ただ今回、西川農相は、出荷を遅らせることからさらに踏み込んで、出荷せずに保管する事実上の市場隔離の可能性に言及した。
生産現場の強い危機感を踏まえ、さらに需給改善の効果が強い対策へとかじを切ってきた格好だ。
西川農相は会見で過剰米対策について「しっかり米穀機構に対応してもらう。20万トンは来年の11月20日以降までしっかりどこかの倉庫に保管していただく」と強調。
「これは(事実上の市場)隔離」と表明し、「(政府による過剰米の)買い上げ状態と同じくらいの対応の効果が出る」との見通しも示した。
米の民間在庫をめぐっては、今年の6月末の水準は222万トン。
この10年間は160万~220万トン台で推移し、200万トンを超えた年は価格が下落している。
今回20万トン規模が「隔離」されることになれば、大幅な過剰状態は脱することになる。
というもの。
20万トン規模がの「隔離」であるが、果たして効果が出るかどうか。
既に時期がズレてしまっている事から、末端の反応は微妙だろうな。
飲食店などは、低価格での仕入れが行われてしまっているから、途中の値上げは困難だろう。
スーパー・量販店も、激安で消費者に売り込んでしまっているから、どこまで価格が戻せるか。
どちらにしても、今迄のような流通には、もう戻らないだろう。
内容は以下の通り
西川公也農相は25日の閣議後会見で、今年産米の価格下落の理由の一つとされる売り急ぎの防止へ民間団体が検討している対策について、産地が20万トン規模の米を来年11月下旬まで出荷せずに倉庫などに保管しておく方向で調整していることを明らかにした。
西川農相は事実上の市場からの「隔離」であると表明した。
市場の過剰感が一定程度改善され、価格の浮揚につながるとの期待をにじませた。
ただ、今年産米を来年11月下旬まで産地の倉庫に保管する場合、古米扱いになる。
産地にとって差損が大きければ対策に乗りにくく、「隔離」効果の実効性も左右する。
同省には対策の具体的な内容を早急に示すことが求められる。
過剰米対策を検討しているのは、米の生産者団体や卸などでつくる「米穀安定供給確保支援機構」で、現在は農水省と相談しながら細部を詰めている。
生産者団体が負担する米の倉庫保管料は1カ月で60キロ40~70円。
ここを機構の資金を活用して支援し、産地の負担を減らすことで、出荷を遅らせることを検討していた。
ただ今回、西川農相は、出荷を遅らせることからさらに踏み込んで、出荷せずに保管する事実上の市場隔離の可能性に言及した。
生産現場の強い危機感を踏まえ、さらに需給改善の効果が強い対策へとかじを切ってきた格好だ。
西川農相は会見で過剰米対策について「しっかり米穀機構に対応してもらう。20万トンは来年の11月20日以降までしっかりどこかの倉庫に保管していただく」と強調。
「これは(事実上の市場)隔離」と表明し、「(政府による過剰米の)買い上げ状態と同じくらいの対応の効果が出る」との見通しも示した。
米の民間在庫をめぐっては、今年の6月末の水準は222万トン。
この10年間は160万~220万トン台で推移し、200万トンを超えた年は価格が下落している。
今回20万トン規模が「隔離」されることになれば、大幅な過剰状態は脱することになる。
というもの。
20万トン規模がの「隔離」であるが、果たして効果が出るかどうか。
既に時期がズレてしまっている事から、末端の反応は微妙だろうな。
飲食店などは、低価格での仕入れが行われてしまっているから、途中の値上げは困難だろう。
スーパー・量販店も、激安で消費者に売り込んでしまっているから、どこまで価格が戻せるか。
どちらにしても、今迄のような流通には、もう戻らないだろう。