こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

農村の人材確保急務 所得向上を重視 農政審企画部会 (2014/11/12)

2014年11月13日 14時16分06秒 | Weblog
昨日の日本農業新聞e農ネットに「農村の人材確保急務 所得向上を重視 農政審企画部会 (2014/11/12)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
食料・農業・農村政策審議会の企画部会(部会長=中嶋康博東京大学大学院教授)は11日、新たな食料・農業・農村基本計画の策定に向け、農村振興の在り方を議論し、人材確保を重要課題に位置付けた。
若者や女性の参入など地域農業の担い手を確保していくために、所得向上と生活の安定を重視。
政策を活用するために必要な事務作業を担う人材の確保も課題に挙げた。

農水省は、農村振興の方向性として「地域資源を生かした農業と周辺産業の活性化」を打ち出した。
若者の移住、定住を促すため、6次産業化などを通じて農村部の所得を向上させたい考えだ。

宮城大学の三石誠司教授は「若い人にとって、農業を魅力ある産業にするには、(農村で)生活できるようにしないといけない」と強調。
定住を後押しするための支援策の構築を訴えた。

農事組合法人ながさき南部生産組合の近藤一海会長は、担い手を確保するためには「所得が安定しないという問題に真正面から向き合い、所得向上に腰を入れて取り組む必要がある」と提起した。

JA全中の萬歳章会長は「農地の集積や集約は大事だが、受け手となる担い手がいない地域もある」と指摘。
その上で「小規模農家や兼業農家の役割も再評価するべきだ」と強調した。

大阪府立大学の松永桂子准教授は中山間地域等直接支払制度について、「恩恵を受けている地域は多く、必要な政策」と評価しつつ、「事務作業の担い手が減っている」ことを課題に挙げた。
というもの。

農村を活性化させたいのであれば、若者を増やしていくしかない。
しかし、収入が期待できないのであれば、「農業を・・・」という人は、かなり少なくなってしまう。
当たり前の事として、魅力が無いからである。
だから、全体から見れば、就農を希望する人たちというのは、珍しい存在となってしまう。

個人での経営というのは限界がある。
会社を作っても、安定した売り先が無ければ、倒産するだけ。
さらに、消費地の米屋も、同業者となった生産者に対しては、態度は冷たくなる。

安定した収入確保。
言うのは誰にでもできる。
実行できる可能性は、産地の考え方による。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<エルニーニョ現象>今冬発生の可能性高まる?

2014年11月13日 10時38分19秒 | Weblog
gooのニュースを見ていたら、<エルニーニョ現象>今冬発生の可能性高まる 毎日新聞 2014年11月12日(水)22:07という記事を見つけた。

内容は以下の通り
今夏にも発生する可能性が高いといわれながら、その後トーンダウンしていたエルニーニョ現象が、今冬に起きる可能性が再び高まっている。
発生すれば、日本は暖冬になる傾向がある一方、低気圧が頻繁に通過しやすくなる。
専門家は「普段降らない地域で雪が降る可能性もあり、注意が必要だ」と呼び掛けている。

エルニーニョ現象は、太平洋の赤道付近を東から西に吹く貿易風が弱まって、西から温かい海水が南米ペルー沖の東太平洋に流れ込むことで発生する。
気象庁によると、今夏は東風の弱まりが予想ほどでなく、7~9月の東太平洋の海面水温があまり上がらなかった。
このため同庁は9月に「発生する可能性は、平常の状態が続く場合と同程度」と下方修正した。

しかしその後、東風が弱い状態が続いて10月の海面水温は基準より0.7度高くなり、今月に「冬には発生している可能性が高い」と予測を再び改めた。

同現象は、太平洋上を対流している大気の状態に大きな影響を与える。
偏西風は平年より南に進路を取り、日本の南の太平洋上で北に蛇行。
この流れに沿って南から湿った暖気が太平洋側を中心に流れ込みやすくなる。
特に西日本は「西高東低」の冬型の気圧配置が弱まり、寒気が南下しにくくなる。

最近では2009年夏から10年春にかけて発生し、10年2月に平均気温が西日本を中心に平年より2度以上高くなった。

ただし、湿った暖気の流入に伴って日本の太平洋側を東に進む南岸低気圧が発達・通過しやすくなる。
気象庁異常気象分析検討会会長の木本昌秀・東京大教授は「南岸低気圧が通過する際、上空の寒気が強ければ、関東南部など普段はあまり雪が降らない太平洋側で雪が降ってもおかしくない」と指摘する。【狩野智彦】

【ことば】エルニーニョ現象

南米ペルー沖の東太平洋の赤道域で海面の水温が高くなる現象で、「5カ月平均の海面水温が半年以上続けて基準値(過去30年の平均値)より0.5度以上高くなった場合」と定義される。
発生すると、世界各地に異常気象が起きる一因になるとされ、日本では夏は低温や長雨となる傾向がある。
というもの。

発生すると言われていて、発生しないエルニーニェ。
しかし、発生とまでは成らなかったが、現象としては出ていたのではと思う。

農業をするにあたっては、気象変動は理解しておく必要がある。
とりあえず、頭に入れておいた方が良いだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする