サンマのみりん干しとカレイの干物

◆サンマのみりん干し


◆カレイの干物
　

我が家では、気仙沼の親戚からいただいたサンマと友人が外洋に出て釣ってきたカレイを冷凍保存していました。

家内は、それらを活用してさサンマのみりん干しとカレイの干物を作っていました。
サンマは二枚おろしにして開き網に入れて干し、カレイはそのまま縄をつけてベランダに干しました。

サンマはそんなに生臭い匂いはしませんでしたが、カレイは結構な匂いで鼻をつきました。
「美味しいものは匂う。」の例え、カレイの匂いは尋常ではありませんでした。

ベランダに干されているカレイを見ると何とも物悲しさえ感じました。
風に吹かれてくるくると回っている様子を見ると、残念かな大海で思う存分泳いでいるカレイなのに、今は、ベランダで干物にあって人間に食べられてしまうとはとカレイへ同情してしまいました。

サンマのみりん干しとカレイの干物は、手をかけたおかげで美味しくご馳走になりました。特にカレイの干物は、煮て食べるよりも干物にして焼いて食べた方が一段と香ばしく美味しく食べられるような気がしました。

殆ど冷凍庫を開けて見ることのない私ですが、忘れた頃に我が家の冷凍庫を見ると、安心の余りなのか、冷凍の食材が、結構な期間、そのままになっていることがあります。
「我が家の冷凍庫の食材をきちんと有効活用しよう。」と常に思っている私ですが、こうして形を変えて食材を使っている様子をみると嬉しくなります。

太陽の光を浴びて日干しにされている魚たちも喜んでいると思うと食の楽しさも味わうことが出来て一石二鳥のような気がしています。