紀州特産のあんぽ柿と柚子巻あんぽ柿

■紀州特産のあんぽ柿と柚子巻あんぽ柿
　

　

大阪の親戚から紀州特産のあんぽ柿と柚子巻あんぽ柿をいただきました。
立派な化粧箱に入った柿は、丹精込めて作った果樹園とそれを加工した職人さんの心が伝わってくるものでした。

紀州と言えば柿の他に梅、みかんなどの果物が有名ですが、中でもみかんは県内全域に栽培されていると言われています。
今から数十年前でしたが、茨城の大学を卒業した友人か和歌山の某農協に就職をし、私が大阪へ出張した時に立ち寄り、紀ノ川やみかんの選果場を見学したことがありました。
倉庫に積まれたみかんの箱、みかんの選別のベルトコンベアーを懐かしく思い出しました。その時は、友人から紀州みかんを送っていただきました。

「あんぽ柿」は、渋柿の品種の「たねなし柿」を原料に、乾燥させたドライフルーツで、産地独自の製法で仕上げた半生タイプの干し柿で、干すことにより柿のうまみを凝縮し、表面は干し柿風、中身は半生の状態で、トロ～リとしとろけるような舌触りとありました。
「あんぽ柿」のやわ肌と色つやをみると食べるのももったいないくらいでした。
「柚子巻あんぽ柿」は、柚子の香りと柿の甘味がミックスされた噛めば噛むほどに味の出る自然の甘さがしっかりと凝縮されたデザートでした。

今日は、紀州のあんぽ柿を食べながら、若かりし20代の独身時代を思い出し、友人は今頃どうしているだろうなと懐かしい思い出に浸りました。