■『第15回ダンススポーツカーニバルin仙台』プログラム
■仙台市青葉体育館会場
8月14日、仙台市青葉体育館で開催された仙台市ダンススポーツ連盟主催の『第15回ダンススポーツカーニバルin仙台』へ行ってきました。
今回は、サークルの仲間が出場するということで応援かたがた観戦してきました。
毎年、8月頃に開催されるカーニバルですが、今回は、お盆の時期と重なり、例年よりも参加者が少なく静かな開催になったようでした。
それでも、スタンダードとラテンを合わせて約340組、金賞戦・銀賞戦・銅賞戦の団体戦が合わせて30チーム90組の選手が出場し大会は盛り上がっていました。
ダンススポーツカーニバルという昇級の伴わない大会で、出場資格は持級なし、年齢別構成と参加しやすい種目で、ダンスが大好きな会員が気軽に参加できるようになっていました。
基本的には、どの種目も順位が決定されていましたが、中には、夢ごこち戦と言って、順位の決定が無く、出場者全員に参加賞があり、女性同士でも可など出場資格も緩和され、好きなダンスを思いっきり踊って楽しむという取り組みもありました。
私が応援したサークルのメンバーは、優勝、準優勝、上位入賞と輝かしい成績を収め応援のし甲斐がある大会になりました。
元全日本アマチュアチャンピオン渡辺裕美先生から審判長の講評がありました。
「生涯スポーツとして魅力あるダンス。ダンスを意識して楽しく踊って欲しい。特に骨格、筋肉を使ったダンス。関節を使ったダンス。フォールドを固めてしまうのではなく、股関節をゆるめて一歩前に出る、一歩後ろに下がるなど全体のバランスが良くなるステップを。股関節をゆるめて足踏みをする、前後に一歩出るということを心がけて欲しい。音楽に合わせて踊る時に関節をフッと緩めることにより距離感が出てくるし、動きやすくなる。
スポーツをすると同時にコミュニケーションをとる。リード&フォローに心がけて欲しい。女性は、大きく反ってフォールドするのでは無く常に相手を意識して踊る。そっぽを見ていてはお互いに伝わらない。相手をいつも見合わせることのできる目線、いつも目があうポーズが大事。
審査員が迷った時にどう審査するかと言うと、踊っている方に笑願があるかどうかをチェックすることがある。顔が笑っていると身体も柔らかくなりダンスに良さが出てくる。足型だけでなく笑顔の表現をつけて欲しい。健康的に長くダンスをされるようお願いしたい。」
ダンスを観戦して、一番、充実していると思うことは、審査員の講評を聴くことでした。
大会でいかに上位へ喰い込むか、自他共に求めるダンスを踊れるか、何が良いのか悪いのか、ワンポイントアドバイスをいただき、それを今後に活かせる内容ばかりで勉強になりました。
社交ダンスは、生涯スポーツとして認知症予防にも最適と言われています。
音楽に合わせて身体全体を動かし、頭を使ってステップをし、相手とのコミュニケーションを取りながらカップル同士で楽しく踊ることができるし、ダンス運動により知性と教養を身につけることができるような気がします。
これからもダンス大会の観戦をし、機会があれば大会にも出場してみたいと思っています。