nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

小池真理子 柩の中の猫

2013-01-10 13:13:59 | 本・雑誌・ドラマ
家からあまり出ないと、読書のペースが進みますね。
こちらは夫の本棚から拝借した 小池真理子 さんの 柩の中の猫 です。
小池真理子 さんのものは、昨年 ストロベリー・フィールズ を読みましたが
目に浮かぶような情景と、男女の心のキビのようなものが鋭い描写で綴られ
女性ならではの視点の深さと繊細さが漂う、恐ろしくも美しいたおやかな文章です。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
1955年、20歳の雅代は、美大で油絵を教える川久保悟郎の家に、娘の桃子の家庭教師を条件に住み込むことになる。
モダンな明るさに満ちたその家に母親の存在はなく、孤独な少女の心には飼い猫のララだけが入れるのだった。
緊張をはらみつつも表面は平穏な日々。均衡を破ったのは悟郎の恋人の登場だった-。
30年の時を経て語られる悲劇的な事件の真相。心理の綾を精緻に紡ぐサスペンス長編。

遠慮がちな関係ながらも3人と猫との平穏な日々に、突如現れた異分子的存在の悟郎の恋人千夏。
触れ合いの糸口を探しながら必死で溶け込もうとする千夏を、かたくなに拒否する娘桃子。
恐ろしい結末に向かっているのに、読者に対してその恐ろしいことを望ませてしまうような展開・・・
そして最後に予想外の真実が待っていました。
200ページという比較的薄い本でしたが、ドキドキの展開に真っ青になって読みました。

さて、読書に拍車が掛かってきたので、ネットで一気に5冊ポチってしまい
また娘がシリーズものを買ってきたので、そちらも借りて読む予定。
しばらく浸りたいと思います。

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コメント (4)
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