nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

吉田修一 太陽は動かない

2017-12-19 15:25:11 | 本・雑誌・ドラマ
吉田修一さんの 太陽は動かない を読みました。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。
産業スパイ組織AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡とその背後関係を探っていた。
目的は機密情報を入手し高値で売り飛ばすこと。
商売敵のデイビッドと謎の美女AYAKOが暗躍し、ウイグル過激派による爆破計画の噂もあるなか、田岡が何者かに拉致された。
息詰まる情報戦の末に、巨万の富を得るのは誰か?
産業スパイ“鷹野一彦”シリーズ第1弾!

先月読んだ同シリーズ「森は知っている」より、こちらが先に世に出てはいるのですが
内容的には、主人公原鷹野一彦の、その後を描いた作品。
「森は知っている」を読んでいることで、主人公の置かれている立場が理解できているのでよかった。
「森は知っている」では高校生であった鷹野は、バリバリの産業スパイとして活躍中。
アジアをまたにかけ、国と企業のエネルギー事業の利権を争う国と企業の、明と暗、陽と陰の内側を渡り歩きます。
果たして鷹野の行動は、善なのか悪なのか?そのあたりを読み取るのも結構難しくて、ドキドキ。
舞台が、国内でも様々な地域、あと海を越えて目まぐるしく入れ替わり
登場人物や企業が多すぎて、読み進めるにあたり色々整理が必要で、入り込むのには時間がかかりますが
軌道に乗ったら一気に読みたくなる、結末が予測できない作品でした。
シリーズがさらに続くなら、ずっと追っかけて行こうと思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする