真梨幸子 女ともだち

娘の本棚から拝借し、真梨幸子さんの　女ともだち　を読みました。　
私が読む本は、8割方は自分で選んでまとめ買いしておいたものですが
自分のストックが切れてくると、娘や夫の本棚を漁ります。
夫は時代物が好きで、ミステリーはあまり好まないので、気にかかる本に出会える試しは少ないのですが
娘は結構私がハマる系統の本を持っているので、時折覗いてチェックしています。
今回の真梨幸子さんも、初めて手に取った作家さんでしたが、女たちのドロドロ・・・が気になって読んでみました。

あらすじ・・・・（「BOOK」データベースより）
同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。
一流企業のＯＬだった被害者の“裏の顔”とは？
二つの殺人をつなぐ接点とは？
新人ルポライターの楢本野江が辿り着いた真相は、驚くべきものだった…。
衝撃の結末が女たちの心の闇をえぐり出す、ドロドロ濃度２００％の長編ミステリー。

被害者を含めて、めんどうくさい女たちがいっぱい登場します。
タワーマンション、ステータス、セレブ意識、虚栄心、嫉妬心、猜疑心・・・
女たちを取り巻くあらゆるものが、異様に絡み合って2つの殺人事件が生まれます。
事件は別々？それともつながりがあるの？犯人は一人？それとも二人？
署名記事を書くため、のし上がるため、事件の取材を始めたルポライター。
あまりに謎が多く、読み手としては全く全体像がつかめず
靄の中を手探りで進んでいくかのようなストーリー。
そしてどんどん猟奇的になって行って、異様な結末が待っていました。
ドロドロで気持ち悪くもありつつ、怖いもの見たさで一気に読めるストーリーです。

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