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実家に行く前に読み終えていた本の紹介です。
小池真理子さんの長編 ストロベリー・フィールズ 3月25日待望の文庫本発売ということで、さっそく読んでみました。
普段、ミステリーばかり読んでいると思われるかもしれませんが
こういう女性の観点から描いた、ちょっと秘密めいた人間ドラマって大好きな分野です。
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あらすじをかいつまんで紹介すると・・・
精神的にも経済的にも、十分自立した女性である女医の夏子は
30代後半で、妻を病気で亡くした出版社社長智之と結婚し、7年を経過したところ。
鎌倉にある智之の家に入り、継子のりえと3人の生活を送っています。
自宅近くに自分の医院を持ち、仕事も順調。
夫ともりえとも、そこそこうまくやれているし
通いの家政婦も来てくれて、家庭もうまく回り表向きは平穏で恵まれた暮らしぶり。
しかし、夫が大切に思っているのは娘のりえであって
自分と結婚したのは、りえの母としてふさわしいという理由だったという現実に直面します。
しかも夫は不倫、娘の心は自分から離れていき
そこにりえの友達の兄である旬が、夏子を慕うことから始まる女心の葛藤が絡み
これまで目をそむけていた、自分自身の気持ちに気づいた夏子の苦しみと
小さなほころびが大きく広がって、バランスを崩していく家族のもがき
そして・・・・
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情景が目に浮かぶような分かりやすい描写と軽快な文章で、大変読みやすく仕上がっていました。
きれいに整えられた家の中と、傍目には問題のない仲のよい家族。
しかし庭は、誰も手入れをせずに荒れ放題・・・・
その庭と、ビートルズの名曲ストロベリー・フィールズ・フォーエバーを重ねた表題です。
夫、妻、母、娘、あらゆる立場に自分を置き換えながら
キュンとしたり、切なくなったり、苦しくなったり、怒りを覚えたり
あらゆる感情を沸々とさせながら、どんどん引き込まれてしまう650ページの長編大作でした。
いくつになっても、女としてドキドキできる小説っていいですね。
みなさんも、ぜひ手に取ってみてください。
トレンダーズのモニターに参加中
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足跡代わりにクリックしていって頂けると嬉しいです
よろしくお願いします
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小池真理子さんの長編 ストロベリー・フィールズ 3月25日待望の文庫本発売ということで、さっそく読んでみました。
普段、ミステリーばかり読んでいると思われるかもしれませんが
こういう女性の観点から描いた、ちょっと秘密めいた人間ドラマって大好きな分野です。
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あらすじをかいつまんで紹介すると・・・
精神的にも経済的にも、十分自立した女性である女医の夏子は
30代後半で、妻を病気で亡くした出版社社長智之と結婚し、7年を経過したところ。
鎌倉にある智之の家に入り、継子のりえと3人の生活を送っています。
自宅近くに自分の医院を持ち、仕事も順調。
夫ともりえとも、そこそこうまくやれているし
通いの家政婦も来てくれて、家庭もうまく回り表向きは平穏で恵まれた暮らしぶり。
しかし、夫が大切に思っているのは娘のりえであって
自分と結婚したのは、りえの母としてふさわしいという理由だったという現実に直面します。
しかも夫は不倫、娘の心は自分から離れていき
そこにりえの友達の兄である旬が、夏子を慕うことから始まる女心の葛藤が絡み
これまで目をそむけていた、自分自身の気持ちに気づいた夏子の苦しみと
小さなほころびが大きく広がって、バランスを崩していく家族のもがき
そして・・・・
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情景が目に浮かぶような分かりやすい描写と軽快な文章で、大変読みやすく仕上がっていました。
きれいに整えられた家の中と、傍目には問題のない仲のよい家族。
しかし庭は、誰も手入れをせずに荒れ放題・・・・
その庭と、ビートルズの名曲ストロベリー・フィールズ・フォーエバーを重ねた表題です。
夫、妻、母、娘、あらゆる立場に自分を置き換えながら
キュンとしたり、切なくなったり、苦しくなったり、怒りを覚えたり
あらゆる感情を沸々とさせながら、どんどん引き込まれてしまう650ページの長編大作でした。
いくつになっても、女としてドキドキできる小説っていいですね。
みなさんも、ぜひ手に取ってみてください。
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さて、いつどこで読んだかな・・・と思い出していたら、なんと
読売新聞に毎日連載されていた時、欠かさず読んでました
たまたま読み始めたら面白そうだったので、当時は新聞めくるとまず、真っ先に読んでいましたね
タイトルに惹かれたというのもあるかもしれません
これすごい長編だから、新聞連載だと結構長期間に渡ったのではないかしら?
途中からドキドキして、日々待ち遠しかったことでしょうね。
もう一度読みたいなら、お貸しするわよ。