S.Tさん・・・Tが昨日は早くから来てくれた。
Tとの、付き合いも長い、40年以上になる、
出会いは洋裁学校。
随分はっきりした、物言いをする人だなぁ、いうのが第一印象。
当時、魚藍坂下にあった校舎が南青山の日赤の向い側に移って・・・
南青山に移ってからの方が色々とあって、楽しかったなぁ~。
授業では、几帳面というか、真面目というか・・・、例えば布地を裁つ時に、
地の目をとおす(糸を抜いて布地を真直ぐに整える)時も
いい加減で済ませない、この位でいいかなぁ、というのが出来ないのだった。
きちんと、しなきゃ気が済まない・・・糸を抜き過ぎて、布地が足りなくなり、
最初のイメージのものを諦める、ということが何度もあった。
何でも、いい加減が出来ない人だった。
年は私の方が下だったけど、気になる人、ほっておけない人だった。
彼女は姉御肌で私を妹みたいに思ってくれたようだが、
私は私で、白黒つけたい方だし、結構言いたい放題だった。
洋裁の授業も面白かったけど、よくTの家にも遊びにいったなぁ~。
その後、二人とも結婚して色々あったけど、
家族ぐるみの付き合いはずーっと続いていた。
Tの娘のSちゃん、Cちゃん・・・美人で可愛い!
Tと仲は良かったけど、はっきりした性格の私は、「考え方が違う」
「そういう、言い方はおかしい!」、そして「もうっ、頭にきたっ!」も、年中・・・
去年、私が病気になったのを知って駆け付けてくれた時も、4-5年は会っていなかった。
久し振りで、嬉しかったけど、身内感覚が強いだけに、複雑だった。
その彼女から、「今、バックにハマっています」のメールがきた。
今、Tは洋裁の先生だ。
私は「エコバックを探しているけど、丁度いいのがないの」と返信。
そして、身障者が使えるエコバックで、こういうのがほしい!と訴えた。
携帯やメールのやりとりでは、ラチがあかない・・・そこで、昨日の登場になった。
現在使っているエコバックを見て、ひどいねぇ、と一言。
寸法を細かく測って、ポケットもあった方がいいんじゃない、とアドバイス。
そのうち、紐も調節がきく方がいいわねぇ、と次から次へとアイデアが浮かぶらしい。
「全部、お任せしますから、ヨロシク」と、しおらしく一言!
やっぱり、友達って続くんだなぁ~、気持ちが温かくなった・・・・・