脳内出血の後遺症って、色々あるし、人によって様々だから一概には言えないけど……
まず、痺れの痛み(麻痺した痛みだから、イタマヒ)……とりあえず、イタマヒは
「足が痺れてるのに、痛いの?」って聞かれるけど、痛い!
……例えば、座っていて足が痺れて、痺れが切れる少し前に、
どうしていいか分からないような、不快感…
転びそうなバランスの悪さ…こんな感じが四六時中している。
この痛み(ザワザワ感も含めて)が、身体の一部になっている。
足以外でも、麻痺している片側は、
それこそ頭のテッペンから、目、鼻、耳、口、首、肩、腕…と、
全部がザワザワと不快感が拭えない。
更に天気・温度・湿度が、この痛みに強弱をつけている……
暑くも寒くもなくて、湿度もない、そんな時は天国!
だけど、寒い時や風の強い日などは、それなりに辛い。
「歩いて下さい」って療法士さんに、よく言われるから、
それが強迫観念のようになっていて、一生懸命歩く……
バランスが悪いから、歩くと腰や足に神経痛か筋肉痛のような痛みも加わる。
歩かないと、足腰は楽だけど、歩けなくなる不安が付きまとう。
やっかいな、ものだ………
痛みをとめて下さい、って言うと脳神経外科の先生は、すぐ
「ごめんなさい、それは脳の勘違いの痛みがほとんどだから、治りません、
だから、ごめんなさい」と謝る。
感覚障害の事は、先生が悪い訳じゃないから、あまり痛い、痛いとは、言えないね。
私が痛い、痛いって言うと、パートナーのKは、
「おーー、痛いのいいじゃないっ、痛いっていうのは、生きてるから!
神経も、みんな生きている。まだまだ、よくなるよっ」って言う。
あまり痛いのは嫌だけど、
この状況…こんな事をひっくるめて、多少のイタマヒもぜーんぶ、今は楽しむ余裕ができた!
余裕がない時はー、
頭がザワザワ感に包まれてしまった時…
椅子に座っても、それは襲ってくる、暫く横になるしかないね。
生きているなぁ、って思えてくる一瞬……昨日と今日が、ちょっと違うと、それだけで嬉しい!!
生きている事って、変化している事…だから、尚更、留まる事が怖い。
これは、あくまでも私の痛みの話……他の人の痛みは、どうなのかなぁ~。