のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

姫路・書写山の紅葉

2011-11-30 20:36:45 | 今年の紅葉

 先日、今年初めての紅葉狩りに、姫路の書写山に行きました。

 学生時代の友だちが姫路に住んでいて、一緒に書写山の紅葉狩りとお喋りを楽しもうと、前から予定していたのでした。

 書写山にはロープウエイで昇りました。          

                             

 

 山上に着くまで、私はうかつにも、書写山が単なる自然を楽しむだけの山ではなく、信仰の山である事を、全く知りませんでした。

 書写山は、≪西の比叡山≫と呼ばれ、性空上人によって開かれた円教寺(西国廿七番札所)という天台宗のお寺があります。

                          

 

 私たちは、道沿いの、紅葉した木々や花、お地蔵さんなどを眺めながら、歩を進めました。

                   

                      

                     

                 

 

 摩尼殿と大講堂の周りの紅葉は、特に見事でした。

                       

                     

                     

                     

 紅葉の鮮やかさは、山上からのややモノトーンの風景との対比で、いっそう際立って見えました。

                       

                   

               

                   

                   

                    

 

 

 


中津は、≪佐伯祐三≫生誕の地

2011-11-17 19:20:47 | 日記

 私が中津に住むようになってもう26年になりますが、佐伯祐三の出生の地がこの中津であること、長い間知りませんでした。

 

 佐伯祐三は、明治31年(1898年)生まれ。

 東京美術学校を卒業後、めざす絵画を求めて渡仏。

 パリの街角を、彼独特の激しいタッチで描きました。

 けれども、2度目の渡仏中、1928年に30歳の若さで客死。

 有り余る才能を惜しまれつつ逝った、まさに“夭折の画家”でした。

               

                           

               

 彼の激しい筆致は、彼の、絵に対する真摯で激しい情熱の現われだと私は思います。

 彼は、私の大好きな日本画家の一人です。

 

 彼の実家が中津のお寺であることを数年前には知りましたが、ずぼらな私はその所在を確かめることもなくうち過ごしていました。

 そしてごく最近、太極拳の仲間に聞いてみると、なんとそのお寺は、私のマンションからほど近い「光徳寺」というお寺であることが分かりました。

 今日は、散歩の途中で、その光徳寺に立ち寄ってみました。

 光徳寺は今もお寺として存続しているだけではなく、「中津学園」として、障害を持っておられる方々に、生活&学びの場を提供しておられます。

 門扉には、「佐伯」の表札も掲げられています。

                             

 門を開けて中に入ると、ほどなく彼の記念碑が立っていました。

                            

 

 光徳寺を後にして、私はいつもの散歩コース(中津公園とその周辺)を、いつもの花や、色づいていく木々などを眺めながら、しばらく歩きました。

                

                

                

 

                           

                           

 

 


満開の菊と、皇帝ダリア

2011-11-16 15:27:54 | 日記

 今朝の太極拳は、いつもと違う場所でしました。

 いつもは中津公園で、3人程で、ほそぼそとやっているのですが、都島の公園で、大勢でやっておられるという情報を、友だちが入手!

 友だちの一人が車を出してくださることになって、今日はその公園に、見学に行くことになったのでした。

 公園に着くと…うわさに違わず、というか、予想をはるかに超えて‥

                

 大勢の方が、一生懸命、太極拳の練習にいそしんでおられました。

 みなさん、とてもお上手で、私たちも途中から仲間入りさせてもらいました。

 こんなに沢山でできれば楽しさも倍増、励みにもなるのですが、私たちのところからは距離がありすぎて、参加するのはちょっと無理!

 残念ですが、ここでの太極拳は、今日だけの事になりそうです。

 

 車で中津に戻った後、私は、中津公園の皇帝ダリアを見たくて、公園の花壇に寄ってみることにしました。

 花壇は、すでに満開になった菊の花でいっぱい!

                   

                   

 

                       

                       

 

 お目当ての皇帝ダリアは、花壇の真ん中に、すっくと立っていました。

                           

                           

 皇帝ダリアは、高さが2~3メートルもあって、それがすっくと立っている姿は、≪皇帝≫の名を冠されるにふさわしい感じもします。

 でも、うす紫の、どちらかと言うと可憐な感じのする花だけ見れば、≪皇帝≫と言うより、≪王女≫と呼ぶのがふさわしいような‥気がします。

                      

                      

 

 そして今日は、皇帝ダリアのバックの空に、下弦の半月がうっすらと懸かっていて、更に趣深く感じました。

                         

                     

    

                                

 


佐野有美(あみ)さんの笑顔

2011-11-13 21:44:00 | テレビ番組「徹子の部屋」

 “障害に負けずがんばってる人が、また一人ここにいる!”

 今月の2日の「徹子の部屋」に、「手足のないチアリーダー」というタイトルで、佐野有美さんという20歳の少女(?)が紹介

されました。

                ←「徹子の部屋」に出演された時の、佐野有美さん

 すでに知っておられる人も多いのかも知れないけど、私は彼女の存在を、この時初めて知りました。

 彼女は、(先天性四肢欠損症のため)手足が無く、左足の付け根に指が3本だけついているという、不自由な体で生まれてきました。

 でも彼女は、持ち前の明るさ・積極性で、自立して生きていくべく、幼い時からいろんな事にひるまず挑んでこられました。

 もちろんそこには、厳しくもあたたかい、ご両親のサポートがあったのですが。

 

 彼女の幼い頃の屈託のない姿は、本当に可愛くて、見ていて思わず笑みがこぼれました。

                       ←元気いっぱい階段をおしりで降りている。

          トイレでペーパーを切り取るのもヘッチャラよ!→

 

 そして、ご飯もお箸で器用に食べ、今では目のお化粧も(なんと、つけまつげも、だって!)左足の指を使って、バッチリ!

                    

 最近ご飯を食べるとなぜかポロポロご飯やおかずがこぼれ、つけまつげに至っては、何度挑戦しても上手くできず諦めてしまった私からすると、なん 

とも驚異的な事です!(私と比べるのがどだい可笑しいのかも…笑)

 小学校までは健常者の子供たちと伸び伸びと過ごしてこれた彼女でしたが、中学生になってからは、初めて、障害のある自分の体をまじまじと見て、

強いショックを受けたり、友だちとの亀裂などもあって、暗い毎日を送らなければならなかったようです。

 

 そんな彼女ですが、高校に入ってからは、自分のキャラクター(“笑顔と元気”)にピッタリの、チアリーディング部に入り、(演技そのものはでき

ないけれど)部の中でなくてはならない存在として、卒業までがんばられたのです。

 その中で、自分の存在価値をはっきり自覚できた彼女は、今までの歩みを、「手足のないチアリーダー」という本に著わされました。

                          

 

 今は、前から書くのが好きだった詩に曲をつけて、自分で歌われ、詩集とDVDを出されています。

 詩集とDVDのタイトルは…「あきらめないで

                  

 歌っている彼女は、とても爽やかで明るく可愛く、歌詞の良さと相まって、思わずテレビ画面に引き込まれました。

                       

                       ←DVDの中の映像‥高校時代の友だちと。

 

 彼女が、今後も笑顔で楽しく生きられますように!

 と同時に、世の中の隅っこに追いやられて苦しんでおられる障害者の方々も多いであろう事を思い、みんなが幸せに暮らせる日が来る事を、心から

願わずにはいられません。 (願うだけではどうしようもないと知りつつ‥)                 

 

 

 

 


ゴッホに会いに!

2011-11-11 19:10:16 | 日記

                      

 「炎の人 ゴッホ」とは、どなたが言い始められたのか知らないけれど、ゴッホのことを、これほど適格に表現する言葉はない!と、私は思います。

 全身全霊で、人を愛し、全身全霊で、愛を希求した人!

 その愛の強さゆえに、我が身をも焼かざるを得なかった人!

 ゴッホは、私が最も尊敬し、愛する画家です。 

 

 ゴッホを含む印象派&後期印象派の作品を紹介する、「ワシントンナショナルギャラリー展」(京都市立美術館)に、今週の水曜日(9日)、やっと行

ってきました。

 

 でも、まずは、朝の中津公園の様子から。

 公園のけやきの木立は、徐々に葉っぱを落として、すっと伸びた黒い幹の線が、だんだんあらわになってきていました。

                              

 そして花壇では、(いつも花壇の世話を欠かされない)Hさんが植えられた、≪皇帝ダリア≫が、美しい花を咲かせていました。

                  

 

 11時10分発の阪急電車で梅田を出発、四条河原町で降りて、鴨川べりを歩いて美術館に向かいました。

 美術館まではかなりの距離ですが、鴨川を眺めながら歩くのは、なんとも心地いいものでした。

                 

                                 

  川べりで私の目を特に引いたのは、色づいた木の実でした。

                       

                       

 鴨川の風景を存分に楽しんだ後、美術館に到着。

 いよいよゴッホとの対面です!

 今回、ゴッホの絵は3点来ていました。

 一つは、1888年に描かれた「プロウ゛ァンスの農園」。 この絵はあたたかな感じのする、比較的穏やかな絵でした。

 二つ目は、ゴッホが自らの命を絶った1990年に描かれた‥「薔薇」

 この絵の前で、私はしばらく息を飲んで、たたずみました。

                     

 薔薇の花は、多くの画家が描いていますが、これは、ゴッホにしか描けない「薔薇」!

 まさしく、ゴッホだけの「薔薇」でした!

 花も背景もうねっている。 それは、ゴッホの、生きることへの強い熱情!高みをめざす飽くなき希求!

 でもゴッホはこの絵を描いた年に…自ら命を絶ってしまった。

 私はゴッホの崇高な情熱と、それを実現できなかった悲しみとを感じ、胸があつくなりました。

 

 そして、最後は‥死ぬ前年に描かれた「自画像」

                       

 ゴッホの自画像は今までに何点か見てき、そのどれもが素晴らしかったけれど、今回の自画像は、死の前年に描かれただけあって、頬がいっそう痩

せこけ、哀しみをたたえた表情にも見えます。

 でも、その哀しみの中で、やはりゴッホは、毅然として、そして気高い!

 この絵の前でも、私はしばらく動くことができませんでした。

 

 ゴッホへの想いを心の底に深く沈めたまま、私は美術館を後にしました。

 その私の目に、美術館近くの疎水の風景が、やさしく映りました。

                   

                   

                   

                       

                       

 

                                   


朝の、ラジオ体操&太極拳&散歩

2011-11-07 13:36:51 | 日記

 私が朝の中津公園に出掛けるようになったのは、2年前のちょうど今頃だったと思います。

 夏の疲れで何となく調子をくずし、疲れた足取りで近くを歩いていた時、近所のOさんが、「元気~?」と声を掛けてくださり、「朝中津公園で、ラジオ体

操と太極拳をやってるから、来ない?」と勧めてくださったのでした。

 太極拳は、以前2年あまり近くの教室に通って習っていたのですが、その時は止めてだいぶ経っていました。

 でも、太極拳そのものは大好きで、体にもとてもいいことは実感していたので、早速仲間に入れてもらうことにしました。

 その年から翌年の秋までは、雨の日以外はほとんど休まずに公園に通いました。

 木枯らしが吹く寒い日も、お正月の三が日も。

 ところが、去年の冬になって、(1年前はまったく問題なかったのに)寒さが妙に体にこたえ始め、体の冷えを常に感じるようになったので、休む事が

多くなってきました。

 そして、冬の間についたサボリ癖が春になっても続き、夏は、暑さと蚊に咬まれるのが嫌だという口実で、ほとんど行かず‥。

 その状態が、最近まで続いていたのですが、太極拳仲間(皆さんもいろんな理由から、私と同じように、来られなくなっていました)の一人から、やっぱ

り続けよう!と声が掛かり、(前ほど勤勉ではないものの)太極拳も(ラジオ体操の方たちはずっと続けられてました!)再開!の運びとなったのでし

た。

 そういうわけで今日も6時半のラジオ体操に合わせて公園に行き、ラジオ体操と太極拳をすませた後、公園をちょっとだけぶらつきました。

 公園の花壇を歩いて花が目に入ると、すぐに写真に撮りたくなるのが私の性?(笑)

 この間も同じ花を撮ったけどなあ‥と思いつつ、やっぱりシャッターを押している私です。

                    

                    

                                 

                   

 次は、今までに見たことのなかった菊の花。

                          

 以前はまだ固い蕾状態だった蕗の花も満開に。

                              

 そして、散歩道のけやきの葉っぱもかすかに色づいて。

                         

 紅葉が見事だった昨年は、けやきのもみじも結構きれいだったけど、11月になっても暖かい今年は、さて、どうかしら?

 けやきはさて置き、今年も色鮮やかな紅葉が見られるとうれしいのですが‥。

 

 


祈りの彫刻家‥舟越保武氏の世界

2011-11-06 17:52:13 | NHKテレビ「日曜美術館」

 先週の「日曜美術館」では、「やさしさ 静けさ そして強さ~彫刻家 舟越保武の世界~」と題して、岩手出身の彫刻家、舟越保武氏を取り上げてい

ました。

 舟越保武さんの彫刻は、長崎・西坂公園の「長崎26殉教者記念像」を、若い頃長崎に行った折見たくらいで、あとはあまり知りませんでした。

 今回の番組で、舟越彫刻に込められた、人間に対するやさしさ、聖なるものへの希求、苦しんでいる者への深い慈しみと祈り…などを強く感じました。

 

                ←舟越保武氏 岩手県出身 1912~2002

 

 今回紹介されていた作品の中から、特に私の心に響いたものを写真でブログ上に残したいと思います。

 まずは、 岩手県立美術館の正面にすっくと立っている女性像から。(1977年)

                         

 

 作品「LoLa」 (1972年) 2歳のとき亡くした母の面影が感じられるという。

                         

 

 自らもクリスチャンであった作者が、自分の通っていた教会の為に作ったキリスト像。

 磔刑の苦しみを乗り越えて昇天する、キリストの表情がなんとも穏やかで美しい。

                      

                      

 

 そして、長崎市 西崎公園に、依頼を受けて造った「殉教者記念像」 (1962年)

                     

                     

 この像をつくる時、依頼者からは、残虐に殺された姿をそのまま描いてほしいという事だったが、舟越氏はそれを退け、殉教者たちの神々しさを表現

しようとしたという。

 そして殉教者一人一人について詳しく調べ、デッサンを繰り返して像をつくっていったという。

                     

                                   

 

 続いて、「ダミアン神父」の像(1975年)。  ダミアン神父は、19世紀後半のベルギー人で、ハンセン病の患者を救うため、自らも病魔におかされな

がら、救済活動を続けた人。

                           

 

 1986年には、大理石の「聖ベロニカ」の像。

 ベロニカは、貧しい少女ながら、キリスト磔刑の折、ただ一人、キリストの血と汗を優しくぬぐったという。

                    

 

 着実に制作を続けられていた彼を、大きな不幸が襲った。1987年脳梗塞に倒れ、右手の自由を失い、一時的に右側の視野も欠けてしまった。

 それでも彼は左手でデッサンの練習をし、左手だけで、彫刻の制作を続けた。

                    

                             

 

 そして、1988年には、ブロンズ像「サルビア」を、初めて左手だけで作り上げた。

                  

続いて、キリストをあらわしたと言われる「ゴルゴダ」と「ゴルゴダⅡ」を制作。

                  

 この「ゴルゴダⅡ」について、息子で同じく彫刻家の舟越桂氏は、「父はこの作品をつくるために右手の自由を失ったのではないか‥と思うくらい、素

晴らしい作品」 と言われている。「この作品を見た時、自分は永久に父を越えられないのではないか?という不安を感じた」とも。            

 ともあれ、人間への深い愛に貫かれた、舟越さんの作品に、私の心は、あたたかく切なく満たされました。

 

 

 

 

 


テレビ「週刊ブックレビュー」

2011-11-06 13:25:52 | テレビ番組

 私がわざわざ録画して見る番組の一つに、毎週土曜朝、BSプレミアムで放映される「週刊ブックレビュー」があります。

 とは言え、私が現代の文学にすごい興味を持っているという訳では決してありません。

 むしろというか、真逆というか、ある時から、活字拒否症(自分で勝手にこう呼んでいる)になっている私は、最近本はおろか、新聞を読むのさえなか

なかできない状態なのです。

 そんな私がこの番組を録画してまで見るのは、この番組が持っている2つの魅力からです。

 その魅力の一つは…

 「週刊ブックレビュー」は、その時々で異なる3人の書評ゲストがそれぞれ、おすすめの本3冊を持ってこられ、その中の1冊について、3人のゲストプ

ラス2人の司会者で合評するという番組なのですが、本を読まない私でも、皆さんの話を聞くことで、ああ、今こんな本が出てるんやな、ということが大

体わかるし、ゲストの方々(司会者もですが)の考え方や感じ方がわかって、なかなか面白いのです。

 昨日の司会は、女優の中江有里さんと、NHKアナウンサーの滑川さんでした。

                         

 ゲストの一人は、今回ブックレビュー初登場の六角精児さん。

                         

 そして昨日のおすすめの1冊は…

                                                 

 それから、付随的ではありますが、この番組のタイトル画がとっても面白くて、私は大好きなんです!

 これが、この番組の二つ目の魅力です。

 まず、最初はこの画面から始まって…、順々に場面が変わり、タイトル画面へと導かれます。

                        

                        

                        

                        ←タイトル画面

 

 書評コーナーが終わると、特集コーナーに移ります。

 特集コーナーは、最近話題になった本の作者を呼んでのインタビューですが、昨日は森村誠一さんでした。

 特集コーナーに移る時の画像は、これ。

                        

 そして番組最後は…

                        

 この機知に富んだタイトル画の作成は、≪クラフト・エウ゛ィング商会≫によるものだそうですが、私は、この≪クラフト・エウ゛ィング商会≫に、惜しみ

ない拍手と感謝を捧げるものです(笑)

 

               

 


菊の花が開き始めたよ!

2011-11-04 18:44:09 | 日記

 今朝はあまり遅刻をせずに公園に行って、いつも公園にラジオ体操をしに来られる方たちの仲間に入れてもらって、ラジオ体操、その後、友だち3人

で太極拳をしました。

 太極拳の後は、一人で少しだけ公園をぶらつきました。

 公園の花壇では、つい最近まで固かった菊のつぼみが、やっと開き始めていました。

                      

                      

                      

               

 花壇をひととおり回って、木立の散歩道の方に行くと、お日様が木々の間に差し込んで、光と陰のコントラストが鮮やかでした。

                 

                           

              

 公園を出ると、春には白やピンクの可愛い花で私たちを楽しませてくれる、街路樹のハナミズキが、すでにかなり色づいていました。

                   

                       


横山幸雄氏のピアノの調べ♪

2011-11-04 17:32:46 | 日記

 おととい(11月2日)、リスト生誕200年を記念した、横山幸雄さんのピアノのコンサートに行ってきました。

                

 横山さんは、1990年のショパンコンクールで、歴代の日本人としては最年少で入賞!

 今年デビュー20周年を迎えられ、旺盛な演奏活動・CD作成に加えて、大学教授として後進の指導にもあたられています。

 そういう横山さんですが、わたしが彼のピアノを聴くのは、今回が初めて。(テレビでも聴いたことがありませんでした)

 どんな演奏を聴かせてくださるのか、楽しみに出掛けました。

 

 今回のコンサートの会場は、大阪城に近い“いずみホール”。

 午後7時開演はちょっとキツイものもあるけど、張り切って出掛けました。

                          ←いすみホールコンサート会場

 今回のプログラムは、前半がショパン(2曲)、後半が、シューマンとショパンの曲をリストが編曲したのがそれぞれ1曲ずつと、リストの“ピアノ・ソナタ 

ロ短調”という構成でした。

 前半のプログラムのときは、横山さんがあまりに姿勢を崩さずに(動いているのは肘から先だけという状態で)弾かれたので、目をつむって聴いてい

る分には確かにきれいな音なんだけれど、体全体で音楽を表現するという点で、正直ちょっと物足りないものを感じました。

 (もちろん、あまりに感情過多の演奏も、私は好きではありませんが。)

 でも後半になって、状況は一変!

 服装も、前半の真面目なスーツ姿から、ちょっとやわらかい感じのブラウスとベストに換えられ、それに伴って体の動きも出てきて、見ても聴いても、

素晴らしい演奏になりました!(なんて言うと、メッチャ偉そうですが…)

 特に最後の“ピアノ・ソナタ ロ短調”は、現代音楽の先駆けとも言えそうな、ある意味、ちょっと難解な感じもする曲でしたが、でも、低音の重々しさ・

荒々しさと、高音の優雅な音やトレモロとが激しく交差する、ダイナミックで重厚な曲で、わたしはその音の洪水にすっかり心を奪われました!

 

 アンコールは、下の写真の3曲。

                       

 2曲のアウ゛エ・マリアの優しく美しい音色と、ぜひ聴きたかった“ラ・カンパネラ”に酔いしれ、大満足でした。

 「あんなに激しい指使いで、指がつるん違う!?」と、思わず、友だちと口をそろえて言ったほど、激しくも繊細な指使いの、見事な演奏で

した。

 コンサート終了は9時を過ぎ、夜のとばりの中で光るネオンを眺めつつ、家路につきました。

                      

 

 


昨日の「クーザ」鑑賞と、今朝の中津公園

2011-11-01 19:53:28 | 日記

 昨日は、ずっと前にチケットをとり、見るのを楽しみにしていた、シルク・ドゥ・ソレイユの≪スーパーサーカス「クーザ」≫を見に行きました。

           ←「クーザ」公演のために特設された≪中之島ビッグトップ≫

 私がシルク・ドゥ・ソレイユの公演を見るのは、今回が初めて。

 とっても、楽しみでした。

 その期待にたがわず、「クーザ」で演じられた数々のパフォーマンスは、どれも、スリルと興奮に満ち満ちた、素晴らしいものでした!

                                 

 

 そして今朝は、最近再開した、中津公園行き。

 中津公園は、中津リバーサイドというマンション群が淀川縁りに建てられた時(40年前だそうだ)、一緒に造られた公園。

                   

 公園に植えられた木々の間には、森本薫の「女の一生」の碑も置かれている。

 森本氏と中津の地がどういう関係なのかはよく知らないけど、彼は大阪市東淀川区の生まれで、旧制北野中学(現北野高校)に在学されてたというから、そのつながりかもしれない。

                 

                         

  そして、今日の中津公園のお花は…

              

                           

 公園を出ての帰り道、公園ではまだ開きかけだった蕗の花が、満開に咲いていました。

                 

 そして、これも帰り道にある学校では、まだ、色とりどりのハイビスカスが満開で、ちょっと驚きでした。