昨日は11時の予約で、まずは歯医者さんに行った。
長く続いている歯の治療も、もう最終段階。
最近は歯の調子もすこぶるイイ。
なので私は、昨日で治療は終わりかと思っていた。
でも、この上なく丁寧な治療をなさる我が先生は、「来週もう一度最終確認してから、終わりにしましょう!」と仰った。
来週もう一度行かなければならないけれど、私は先生の徹底した治療の仕方を有難いと思っている。
歯医者さんを出たあと、どこに行こうか考えた。
展覧会を観がてら京都を散策するのが一番の希望だったが、昨日は生憎あまりお天気が良くなかった。
そこで京都は諦めて、近場の≪長居公園≫に行くことにした。
今の時季、長居公園にどんな花が咲いているのか、よく分からないままに‥。
≪長居公園≫は、歯医者さんのある淀屋橋から、地下鉄・御堂筋線一本で行ける。
地下鉄長居駅で降りて、公園に向かう。
公園の入り口には、マリーゴールドなどの色鮮やかな花たちが植えられていた。
長居公園の遊歩道は銀杏の並木道になっていて、色づくと黄色のトンネルができる。
でも昨日は、根元をカワイイ花で飾られた銀杏の樹は、ほとんどがまだ緑のままだった。
しばらく行くと、葉っぱの先が白い、背丈の低い木が道路の脇に続いていた。
バックの濃い緑と、いい対照をなしている。
この木は「オオゴンネズミモチ」という名まえであることが、木に付けられたプレートで分かった。
更に進むと、左手前方の広場に、遠くから見ると、色とりどりの花が咲いているかのような風景が見えてきた。
近寄ってみると、なんとそれは、カラフルな帽子を被った保育園の子どもたちで、樹を取り囲んで皆でお弁当を広げているところだった。
(下の写真は、その中の一組、黄色の帽子の一団。 他に、赤や紫の帽子のグループもいた。)
≪長居植物園≫に到着。
いつも、長居公園と一口に言っているが、私の主な目的地は、広い長居公園の一角に設けられた≪長居植物園≫だ。
長居植物園は、普通は入場料を払って入らなければならない。
でも、大阪市民でウン十ウン歳以上の人は、タダで入ることができるのだ。 ありがたい!
昨日の長居植物園のエントランス部分には、菊の花を中心とした(下の写真のような)花壇がしつらえてあった。
菊の花は、まだ固い蕾のものも多かったが、赤い菊がちょっと変わっていたので、アップで撮ってみた。
花壇全体も、もう少しアップで撮ってみた。
エントランスから中に足を踏み入れると、コスモスとマリーゴールドが道沿いに植えられていて、私たちを植物園の中心部分へと誘ってくれる。
私は、花を見ながら、初めは池の周りを歩いた。
池には、いつものように、2羽の白鳥とカモたちが、ゆったりと泳いでいた。
(下の写真には、白鳥が1羽しか入らなかった。)
池から離れて、コスモス畑の方に行ってみた。
しかし残念ながら、昨日はすでにコスモスは引き抜かれ、コスモス畑は、次の花たちのために整地されていた。
そう言えば、長居植物園のコスモスは、毎年10月の27,28日くらいに、花が刈り取られるんだったっけ‥。
1日か2日違いで残念だったが、まあ仕方ない‥。
諦めて、バラ園の方に回ってみた。
だいぶ前に中之島のバラ園に行ったが、中之島の薔薇は、その時すでに花数が少なく、ちょっと淋しい感じだった、
なので、長居植物園の薔薇にもほとんど期待せずに行ったのだが、意外や意外、ここの薔薇は割と多く花が残っていた。
バラ園を出てしばらく、木立の中を歩いた。
緑の中を歩くのは、いつでも気持ちがいい。
私はここで、今まで気付かなかった萩の群落を見つけた。(下の写真の、一番下が萩。)
今はもちろん、花は全部なくなっているが、来年の萩の季節には、ぜひ見に来よう!っと。
植物園のアチコチで金木犀が花を開き、甘い香りを辺りに漂わせていた。
樹の周りに、遠足の子どもたちが集まって、虫を捕っていた。
(私に、捕った虫を得意げに見せに来てくれた。)
森を抜けて、再び池の近くまで出る。
その辺りに、大きな芙蓉の木があり、まだ花をたくさん付けていた。 (芙蓉の花の時季って、思ったより長いんやなあ!)
そのすぐ傍では、パンパスグラスが穂を風になびかせていた。
植物園入り口と真反対の池の縁には、色鮮やかなマリーゴールドが、列を作って植えられていた。
名まえを知らない他の黄色い花も‥。
池の向こうの方、スイレンの葉の上に、シラサギが1羽いた。
この時期にも、わずかながらスイレンが花を付けているのには驚いた。
池を1周して、植物園の出口(=入り口)に戻ってきた。
コスモス畑のコスモスがもう無くなっていたので、帰り際にもう一度、入り口付近のコスモスを撮ってから、植物園を後にした。